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宇宙エンタメ前哨基地

<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム

元旦の新聞に見るSDGsの正体

2023-01-16 18:08:47 | 時事
今年の元旦の新聞を見ていてSDGsってなんだろ〜と思ったのは、もしかしたら私だけのことではなく、多くの人が感じた事かもしれない。

というのも、大手企業がこぞって新聞の一面広告あるいは見開き広告で「あけましておめでとうございます」とご挨拶。
でっかい写真に大きな文字。
デザインも凝って、なかなか景気がよろしい。

でも、これってとてつもない無駄じゃないかと思う。

10万部の新聞があるとすれば1面広告で10万枚。
見開き広告で20万枚。
それだけの新聞印刷用紙を消費するわけで、重さに換算すると新聞紙1面1枚あたりの重さを9グラムとして10万枚で9トンの新聞紙。
20万枚で18トン。
こういう広告を出しているのが仮に10社として(とても10社程度ではありませんが)90トンから180トンの紙が「挨拶」だけに消費されており、まったくの無駄としか言いようない状態だ。

1トンの紙を作るのに100トンの水が要るそうなので、10万部の全面広告に必要な水資源は1000トン。
1トンの紙を作るのに太さ14cmで長さ8mの丸太が30本必要だというので、10万部の全面広告に必要な丸太の本数は270本。
くどいようだが広告を出したのが10社だとしたら1万トンの水と2700本の丸太が必要。

さらに同じ広告を大手5社に出していたとしたら5社合計で水5万トンと13500本の丸太が必要だ。

なお、製造するために必要な電力費と読んだ後の処分費は含んでいない。

ということで、大手企業が中心に声高に叫ぶSDGs。
「あけましておめでとうございます」
と印刷された大きな紙がなんの役に立つのか知らないが、
SDGsの各目標は新聞広告には適応しない、なんてことは聞いたことはない。

自転車ヘルメット着用の努力義務

2022-12-26 08:02:48 | 時事
来年の4月から、自転車乗車時のヘルメット着用が法令で努力義務化される。

で、その「努力義務」って何?

努力義務などという制度があることを今年まで全く知らなかった。
自転車のヘルメット装着は全国に先駆けて愛知県で今年の4月から実施されていた。
そのことを知ったのは名古屋の某大学で親しい先生と話していた時なのであった。

「愛知県は4月から自転車乗車時はヘルメット着用なんですよ。でも、努力義務だからな〜」

という内容なのだった。
努力義務。
だからなんなのよ。
という感じだ。

義務であれば着用していなければ警察に呼び止められてきっぷを切られる。
免許の要らない自転車なので減点は無いだろうが、罰金は払わなければならないだろう。
でも「努力」ということ本人の意思でなんとでもなる。

「髪型が乱れるのでかぶりたくなかった」
「ヘルメットを買うお金がない」
「ヘルメット、格好悪いから」
「面倒だから」

というような理由で被らなくても問題はないのだ。

そもそも自転車の死亡事故の大半は頭蓋骨骨折だという。
転倒あるいは衝突、あるいは転落など。
色んなパターンの事故があるだろうが、自転車とて二輪車なのだからモーターバイクと同じように頭部をぶつけるとただでは済まない。
とりわけスポーツサイクルに乗っていると、時速50km以上で走ることもあり、そのときに事故に遭えばモーターバイクの事故となんら変わることもないわけで、

「自転車はヘルメットがなくても安心」

などということは決してないわけだ。

私の住んでいる大阪府では府の条例ですでに65歳以上の人はヘルメットをかぶるように指導されているようだ。
街なかでママチャリに乗った高齢者がヘルメットをかぶっているのを見かけることがあるが、あれは条例を遵守している人たちなのもしれない。

自転車のヘルメットは努力義務ではなく義務化が正解だと思うのだが、反対する人も多いんだろうな。

国土防衛、増税よりも憲法改正のほうが効果的。

2022-12-11 18:12:59 | 時事
防衛予算を増額せんといかんので増税で賄うということだそうで、高市早苗議員が「呼ばれてないで、会議に」と文句を言っていることはさておいて。

道具買っても使えんかったら意味ないのとちゃいますか?
国家議員のみなさん。

日本の防衛力は現状でも決して低レベルのものではなく、その技術はとりわけ海上自衛隊においては世界的にも秀でている。
米英海軍とならぶオーシャンネイビーの称号とともに、ステルス性優れた潜水艦部隊。領空監視の優れたイージス装備。
弾道ミサイルを迎撃できるミサイル防衛能力。
などなど。

これに各種ハイテク兵器を増強して国土を守るというのだから非常に心強いように見えるけれども、結果的に使えんかったら意味がない。
というのが憲法という超重量級の足かせ。

今のところ防衛のために新型の高性能兵器を装備しても、敵ミサイルが攻撃してきたら、
1:国会を召集
2:迎撃するかどうかを議題をあげ
3:憲法9条に抵触しないかどうか論議して
4:総理大臣権限で迎撃ボタンを押していいか協議して
5:憲法9条を拡大解釈するコメントを作成して
6:議会の多数決とって迎撃決めて
7:総理大臣が記者会見して「しっかりと、まさにしっかりと」迎え撃ちたい

といっている頃には、ドカン!
敵は「日本にゃ憲法9条があるから、何があっても動けない」とお見通し。
だから何を買っても結局は意味をなさない。

憲法変えるほうが金もかからず防衛もやりやすくなる。
畢竟、現在の兵力でもそこそこ睨みは効くわけで、そこに防衛力増強で初めて適切な効果がでる。

もしかすると、憲法論議せずに進んでいるので、あいつらの議論は増税だけが目的なんじゃないかと、密かに私は考えている。

時代劇の渡辺徹

2022-12-03 19:07:06 | 時事
私と同世代の有名人が亡くなると色々と思いを馳せてしまい、しばし他のことが考えにくくなる。
昨日の朝、俳優の渡辺徹が亡くなったというニュースが国会中継の画面の上にテロップが流れたときは、まさにそうゆう心境になった。
そして「郁恵ちゃんが可哀想」という多くの人が抱いた思いと同じことを考えてしまっていた。
まだまだ若く、活躍が期待できたのに病魔がそれにピリオドを打ってしまった。
実に悲しい。

渡辺徹というとニュースでは「太陽にほえろに出演した」ということが再々伝えられているが、私には渡辺徹で忘れがたい役はNHK水曜時代劇「腕に覚えあり」に登場した浪人細谷源太夫だ。

「腕に覚えあり」は藤沢周平著の「用心棒日月抄」を中心にいくつかの作品を下地にした痛快時代劇で主役の青江又八郎は村上明宏。その許嫁を清水美砂、その弟をデビューしたての香取慎吾、美貌のくノ一を黒木瞳。口入れ屋のたぬき親父を坂上二郎という、なんともすごいキャストなのであった。

その中で渡辺徹は主人公が脱藩して江戸に出てきたときに相棒となる作州津山出身の浪人細谷源太夫を演じた。
その人が良くて正義感が強く、陽気で酒好きだが腕は立ち、かみさんと子供を多く抱えて生活が大変な庶民的なキャラクターをとてつもなく魅力的に演じていたのだ。
主役の村上明宏やその周辺も忘れがたいが、私にとっては渡辺徹演じたこの細谷源太夫が忘れがたい存在になっている。

このような時代劇でも味のある素晴らしい演技をした渡辺徹。
これから歳を重ね、男としての魅力が増してくるそのときに、ああ、なってこった!

残念で寂しい、俳優の死去を伝えるニュースなのであった。

1ドル100円割れと1ドル150円超え

2022-10-15 01:15:09 | 時事
NY市場でついに1ドル148円台に突入した。
あれよあれよという間に日本の価値が想像以上にガタガタになっているような気がする。

「円安は悪いことばかりではない。輸出産業が潤う」

という人もいるが、今どき輸出産業に関連して儲けられる業種がどれほどあるのか。
そもそも家電も電気も自動車も部品も食品も何もかも、多くの工場、農場を海外、とりわけ中国に移したのはどこの誰?
円安で潤うと言っている人は脳みそだけまだ1980年代を生きているのかも知れないと思ったのは言うまでもない。

例えば私の知っている大阪市守口市の樹脂屋さん。
初めて会った時、
「パナソニックの仕事で忙しいでしょ?」
と訊いたところ、
「パナソニック?そんなものあるわけないでしょ。今はみんなあそことは取引せずに頑張っています」
と言うからびっくりしたものだ。

大阪府守口市、門真市はパナソニックの城下町と言われていて、京阪電車の西三荘駅は「松下前」の別名もあった。

ところが今や地元企業はパナとの取引はほとんどなく、独自の方法で生き残っているのだそうだ。

同じように他の日本企業の多くも海外生産で生業を立てていているから、円安になるとむしろ「自社商品の輸入にかかるコスト」がアップする。
時代はもはや、円安だから輸出に有利とはいかないわけで、原発止めたまま電気も作っているほど現実を見ないから燃料代も高騰。
なにもかも必要以上高くなっている。

円安でいいことは殆どないといっても良いかも知れない状況だ。
今年のはじめ110円台だった円の価値。
一年もしないうちに40%以上も下落しているわけで、これでいいという理由がよくわからない。

とはいえ金利を上げるわけにもいかず、財務大臣も鈴木さんなので期待はあるわけない。
親父さんがあの善幸元首相だけに、何もできないんじゃないかと頼りないことこのうえない。

そういえば1ドル100円割って大騒ぎになったのもいつのことか。
あまりの円高に「国が潰れる!」とパニックになって民主党政権が崩壊した。
で、安倍政権で立て直したものの、今度はあまりの円安に「国が潰れる!」となって岸田政権が崩壊しても、もう安倍晋三氏はいない。

どうするどうする。

実在した故障タイマー

2022-10-03 18:30:47 | 時事
その昔。
いや、もしかしたら今もかも知れないが、
「電気製品が故障するのは、そういう設計にしているから。それが証拠に保証期間終了したらすぐ故障する」
というジョークをよく言ったものだった。

とりわけパソコンのプリンターはよく故障した。
改善しないインクづまり。
どうしても取れない用紙づまり。
インクを交換しても、マニュアル通りに点検蓋を開けても改善することのないプリンタ。
私にとっては特にC社製プリンタがこの部類に入ってくる曲者で、C社のものならプリンタに限らずC車OEMのアップル製品は言うに及ばずカメラ用品も同様にすぐ故障をしたものだ。
尤も、そのメーカー品は粗悪品ではない。
世界に冠たるメーカーで、私もお付き合いのあるカメラマンにはこの会社の製品を愛用している人がいる。
私にとっては単に相性が悪いだけだと思っているが、実に面白いタイミングで故障するので最近は買わないようにしている。

電機メーカーのT社の製品もよくそういうことになった。
叔父が販売店を経営していたこともありT社の製品が時々我が家にならんだ。
ところが、これも知ってか知らずか故意なのかどうなのか、絶好のタイミングで故障したのだ。
オーディオにテレビ、白物家電などなど。
こちらも世界的メーカーだけに叔父から買ったので故障するんじゃないかと疑っていたくらいだ。
尤もこちらは最近解体されるんじゃないかと言われているほどの体たらく。
もしかするとホントにダメな製品だったのかもしれない、と思っている。

このように「故障タイマー付き電気製品」は架空の存在だと思っていたら、実際に存在した、というニュースが昨日一昨日駆け巡った。

世界に冠たるノーベル賞受賞者の田中さんも在籍している京都のハイテク企業島津製作所。
その子会社の島津メディカルが医療機器に故障タイマーを仕掛けて故意に故障を演出し、メンテナンス費を掠め取っていたのだという。

ほんまかいな、と思ったのは言うまでもないが、そんな「故障タイマー」が実在していたことのほうビックリで、笑って良いのか悪いのか。

どうなっとんの?
いったいぜんたい我が国は。

昔、モリカケ。今、統一教会

2022-09-08 21:36:17 | 時事
自民党が統一教会と関係を持ったことのある議員の名簿を公開した。
で、野党はどうして公開しないの、と言いたいところが、この問題。
基本はモリカケ、桜と同じではないかというのが私の印象だ。

そもそも野党の連中もこのカルト教団と票欲しさで関係しており、すでに何人かの議員は名前を公開され気まずい想いをしている。
あの人に、あの人。
この人に、その人。
と言った感じだ。

そもそも安倍元首相殺害と統一教会の問題は切り離して考えなければならないのにマスコミが「ネタ的に煽ると視聴率が稼げるぞ」というおはようサンスポにも劣る精神で騒ぎ出したので、圧倒的多数の静かなるマジョリティは呆れ返っているというのが実情だ。

そもそも憲法保護をお題目にしている野党の皆さんにお訊きたい。
どうやって認められたかはしらないけれども正式なる宗教法人である統一教会と関係あるという情報を出すことは信仰の自由を保証した憲法に違反しないのかと。
私は統一教会やオウム真理教、なんとか学会に至るまで「なんであんなのが宗教なん?」と思っている人間なので、金集め、票集め、家族つぶしが「宗教法人」に認定されていることを非難したいところなのだ。

ということで、野党のバカさと自民党の情けなさ。

こんなんで政治がいいはずはない。

カルトで組織票

2022-08-14 19:35:58 | 時事
実は白状すると高校生のとき、2つのカルトというか新興宗教の勧誘を受けたことがある。
一つは話題の〇〇協会。
もう一つはブロードウェイ・ミュージカルにもなったM教。
いずれも南海電車の三国ヶ丘駅の駐輪場で学校からの帰りに声を掛けられたのだ。

M教は白人の宣教師が自転車に乗って現れ、教祖なんじゃらスミスの話を始め、
「ヨカッタラ、キョウカイニキマセンカ? エイカイワ、ナラウコトモデキマス」
などと日本語で語りかけてきた。
当時は外国人が少しばかり珍しいことに加え、こういうチャリンコに乗ってウロウロしている宣教師が話題になっていることもあり興味半分で思わず話に乗った振りをしたのだった。
そもそも私は当時も今も預言者というのは信頼しておらず、なんじゃらスミスにしても妙ちくりんな人の一人ぐらいにしか感じなかった。
当時の私には外国人でスミスというと「宇宙家族ロビンソン」に登場するドクタースミスの顔が浮かんできて「悪いやつちゃうん」と思うことさえあった。
たぶん雑誌「UFOと宇宙」なんかに登場する怪しい人ではないかと思っていたのだ。

〇〇協会の方は今思えば非常に危険なことをしてしまったが、大胆にも誘われるがままついていったのだった。
すると事務所と思われるマンションの一室では大学生ぐらいのお兄さんお姉さんが待ち構えていて、いろいろな教義の話をするのかと思ったらおもむろにギターを取り出し歌い出したのだった。
「さあ、君も一緒に歌おう!」
と往年の、というか当時は最盛期の田中星児のような雰囲気でわたしにも歌えと言い出したのだった。
まさかレッツゴーヤングのような雰囲気になるとは思わなかったのでかなり驚いた。
何人もの田中星児に囲まれてギターがジャカジャカなる中、教義を歌うその歌詞も私には異次元の話でしかなかったのだ。
この後暫く、笑福亭鶴瓶がDJをしていたMBSラジオの「わいのわいの90!」を聞くたびに、番組の最後の歌で「今日の♫、天気は♪、いい〜てんき〜」と歌うところでギターの音を聞く度に、この悪夢のような陽気な歌の「雰囲気」を思い出したのであった。

そもそも当時の私は手塚治虫作「ブッダ」を愛読していてお釈迦様の人間味溢れる大河ドラマにどっぷりと浸かっており、仏教という宗教ではない哲学に大いに感銘を受けていたところだった。
このため他の宗教、ましてやカルトが入ってきても単なる物見遊山以外のなにものでもなかったのだった。

そのカルトがまたまた大きな社会問題になっている。
カルトが組織票を駆使して政治を操ろうとしていることが明らかにされて政界に激震が走っている。
とりわけ与党の1つはかなり狼狽しているようだが、そもそも選挙を軽く考えている国民全員に問題があるのだと思われてならない。
投票率が低いため組織を動員した方が当選するというセオリーが成り立つためにカルトや労働組合など、社会的にいかがなものかと思えるような連中に左右されることになるのだ。
安倍さんもまさかこんなことで自らの命を失うとは想像することはできなかっただろう。

仏教、キリスト教、イスラム教。
きっちりと教義が熟して人の生きざまにしっかりと良い傾向を与えている哲学を持つ宗教は重要だ。
でも金集め、政治操作、強欲を満たすために犯罪に類す活動を行っている集団は宗教ではない。
その点、しっかりと区別すべきではないだろうか。

尖閣諸島がリトマス試験紙の恐れ

2022-07-27 07:31:29 | 時事
東アジアのヤクザ。
中国の艦船がひっきりなしに我が国の尖閣諸島のEEZ内の侵入して領土・領海を脅かしているが、先月頃から状況が悪化。
ヤクザ仲間のロシアの艦船が一緒になって同領域を犯しつつある。

「オタクのシマはワシンとこのシマと同じやがな」

と言ったかどうか(なぜヤクザの口調となると関西弁になるのか大阪人のわたしにも不明だ)はわからないが、何を企んでいるのか危惧されている。

私は尖閣諸島をリトマス試験紙代わりにしようと企んでいるのではないかと思っている。
無人島の尖閣諸島を武力で制圧した場合、日本と米国がどう出るのか。
日本も米国も武力装備では中露に負けない十分な体制をとっていると思うが、法律や世論に左右される危険性が大きい。
とりわけ世論は最大の不安材料だ。

「無人島が制圧させたぐらいいいじゃないか。自衛隊員の生命を賭して守るほどのものじゃない」

と、福島瑞穂、泉健太、山本太郎、朝日新聞あたりがいいそうだ。
この人達の意見はあくまでも選挙結果や発行部数の激減からみると少数意見だが、誰かが死んだら、その影響力は小さくない。

もし中露が尖閣諸島を侵略して日米が口頭でしか抗議を示さなければ、次はあまり日をおかずに確実に台湾侵攻を開始する。
そして南西諸島、沖縄とすすんで来るのは目に見えている。

現実を見据えた議論が必要。
お花畑ではどうにもならない。
ウクライナの情勢を見る限り尖閣諸島をリトマス試験紙にして、台湾、そして沖縄県が再び地上戦の舞台になるのはそう遠い日ではないのかもしれない。

熱中症とスマホの関係

2022-07-02 15:48:16 | 時事
1972年の夏。
公園で元気に遊んでいた私はその夜、突然の発熱に襲われ意識混沌とした。
驚いた両親が病院へ連れて行くと、かかりつけ医いわく、
「熱射病ですよ。」
と言ったとか。
今でいう熱中症だ。

何しろ小学校低学年の時で細かいことはすっかり忘れているが、病院で打たれた紫色の薬とフラフラで寝込んでいた感覚と、治りかけた頃にM君が遊びに来て、外へ出ていって叱られたことを覚えている。

ここんところ「熱中症で救急車で運ばれました」とか「亡くなりました」なんてニュースがひっきりなしに流れている。
学校の体育の授業で倒れる。
運動会で倒れる。
クラブ活動中に倒れる。
家で脱水症状で倒れていた。
なんて、大変だ。
高齢者のそれはわからないでもないが、若い人たちが熱中症で病院に運ばれるのがあまりにも多い気がするのは気のせいなのか。

私はもしかするとスマホ、ビデオゲーム、SNS漬けの生活が熱中症で倒れますと大きく関係しているのではないかと思われてならない。
というのも、日常的に涼しい室内で体を動かさずに指先だけを何時間も動かす生活をしていると季節の変化に付いていくのが難しくなるんじゃないだろうか。
だから30℃以上の暑い日に急に屋外活動なんかすると体がなれていないものだからバタっと倒れて救急車のお世話になる。

日頃からスマホなんか持ち合わせず、せっせと屋外で何かと精を出していると少々の暑さは大丈夫なんじゃないかと思えるのだ。

それが証拠に甲子園球児で試合の途中で熱中症で倒れた選手を未だ見たことがない。

熱中症とスマホは強い関連があるに違いない。

なお、小学生のときに熱中症で寝込んだ私は単なる遊び過ぎだと思います。
帽子かぶってなかったし。