平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

豊後水道の地震

2024-04-18 10:40:32 | 地震

記 2024-04-17 23:40:19

■ 観測点

K-NET宿毛(KOC015)

■ 震度

計測震度 5.97 震度6弱

■ 加速度波形

■ 加速度応答スペクトル

減衰定数 h=0.05

広島もよく揺れました。

よく見るとこの揺れ面白いですね。
アスペリティが二つあるように見えます。
はじめ小さいのが滑って6秒後に大きいのが滑っています。

 

追記 2024.04.18

伊方原発が近くにあるKiK-net伊方(EHMH09)の波をみてみましょう。

■ 震度

計測震度 4.11 震度4

■ 加速度波形

追記 2024.04.18


南海トラフ地震?関係ない関係ない。豊後水道でときどき起きる普通の地震ですよ。
我が国の民は南海トラフ地震恐怖症患者なので地震があるたびにふるえ上がるのですね。


追記 2024.04.18

震度6弱の愛媛 現地の様子を中継

屋根瓦がずれていますね。
でも、建物はびくともしていません。
それはなぜか?
固有周期が建物の部位ごとに異なるからです。
屋根瓦がずれるときは短い周期の揺れが生じています。
短い周期の揺れは建物を壊しません。
屋根瓦に被害が集中しているときは、建物本体の被害はないか、あっても軽微のはずです。

つぎの写真は能登半島地震で倒壊した木造家屋です。

建物本体はつぶれているけれど屋根瓦は動いていないでしょ。
それは、屋根瓦の固有周期と地盤の固有周期が合っていないからです。
地盤の固有周期が屋根瓦の固有周期と合わずに建物本体の固有周期と合うとこのようなことになります。

K-NET宇和島(EHM012)の揺れをみてみましょう。

■ 震度

計測震度 5.44 震度5強

■ 加速度波形


■ 加速度応答スペクトル

減衰定数 h=0.05

0.23秒に卓越周期があります。屋根瓦はこの辺の周期帯の揺れで動いたと思われます。
建物を破壊する1.0秒以上の成分の値は小さいです。

 

追記 2024.04.18

建物の部位ごとに固有周期が異なると言いましたが、これは人体についても言えます。
人体の部位ごとに固有周期(固有振動数)が異なり、一致すれば加振に対する応答は大きくなります。
船酔いや車酔いするのは、胃の固有周期が船の振動周期や車の振動周期に合ってしまうからです。
図には書かれていませんが、胃の固有周期は長い(固有振動数は低い)はずです。

 

追記 2024.04.19

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