追記 2024-01-07 14:07:51
記事を訂正します。
よく見ると確かにおかしいです。
気象庁の疑問はもっともであることがわかりました。
1月6日23時20分の地震の地震情報( ↓ )です。
よく調べてみると、同じ日の1時59分頃に同じ場所でほぼ同じ規模(M4.6)の地震が起きていてJMA富来の揺れは震度4です。
同じ場所でほぼ同じ規模の地震が起きて、いっぽうは震度4で他方は震度6弱というのは変ですよね。
気象庁が「おかしい」というのはそういうことなんです。
でもね。
防災科学技術研究所(K-NET、KiK-net)を調べると、K-NET富来も震度4です。
あれ~、どうなってるのこれ
JMA富来とK-NET富来の観測機器が同時に壊れるってことは普通ないよね。
記 2024-01-07 12:19:47
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>(石川・志賀町は)周りと比べて大きい震度だったということで、通常とは違うことだなと感じております。
これ、不思議なことはなんにもないですよ。
JMA富来は震源直近にあった( ↓ )のでよく揺れたということでしょう。
・震央 北緯37.2度/東経136.6度
・JMA富来 北緯37.1度/東経136.7度
他の観測点の揺れが震度3程度だったのは、観測点が震源から離れていたことに加え地震の規模が小さかった(M4.4)からです。
小さな地震では震源から離れていてはあまり揺れませんが、震源直近では(小さくても)よく揺れます。こんなの当たり前で小学生にも分かる理屈です。
気象庁さん、大丈夫ですか?
防災科学技術研究所(K-NET、KiK-net)を見ても大きく揺れているのはK-NET富来(北緯37.2度/東経136.7度)だけです。
JMA富来は、志賀町役場富来支所に併設されている町立図書館のなかに設置されているので、
建物の応答の影響が少し入っているかもしれませんが大した影響はないでしょう。
また、それが気になるのなら、防災科学技術研究所のように建物の影響を受けない地上に設置すべきでしょう。
■ 設置場所
・JMA富来
・K-NET富来
つぎに、K-NET富来の揺れを見てみます。
■ 震度
計測震度 5.64 震度6弱
■ 加速度波形
■ 加速度応答スペクトル
減衰定数 h=0.05
最大加速度は1400galを超えていますが、短周期に集中しているので、構造物には大きな影響を与えません。
きのう、震度6弱を観測した石川県志賀町の観測点について気象庁が調査を行った結果、観測機器や設置環境に異常はみられなかったことがわかりました。
きのう午後11時20分ごろ、石川県能登半島沖でマグニチュード4.3の地震が発生し、最大震度6弱の非常に強い揺れを志賀町香能で観測しました。
震度計が捉えた地震波のデータなどに異常はみられませんでしたが、周辺で震度4以上の揺れが観測されなかったことなどから、気象庁は、観測した揺れが本当に地震によるものだったかなどを確かめるため、きょう、現地に職員を派遣して調査を行いました。
その結果、震度計が設置してある台や周囲の地盤などの環境に異常は認められなかったほか、観測機器にも異常は見られなかったということです。
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やっぱりそうか。
不思議だな~