映画「モリのいる場所」を観た、花々の手入れをしていたパートナーを思った
一昨年の私の誕生日に、プレゼントに添えられたパートナーの手紙には、「私が花を育てている横で、あなたが畑仕事をしているのを見るのが心地いい」と書かれていた。それはある意味、パートナーの最後のメッセージに近いものであり、いつも心に刻んで畑仕事を頑張っている。
それに加えて、中庭を始めとして、至るところに咲いている花々の手入れをしなければと考えるのだが、それたとてもではないくらいに大変で私には無理というもの。パートナーは本当によく手入れをしていたと、心から感心している。そして、生前そのことに気付かなかったことを心から羞じ、申し訳なく思っている。
そんなことを考えたのは、昨日映画「モリのいる場所」を観たから。フライヤーには「画家熊谷守一 94歳 もっと生きる もっと描く」とある。熊谷守一に山崎努、その妻に樹木希林。樹木希林が大きな役で出演する映画は、「これが最後かも知れない」と思い、できるだけ観るようにしている。
30年間家を出ることなく「仙人」と呼ばれ、庭の生き物たちを眺めて過ごす熊谷守一。私のパートナーもお庭の花々が大好きで、生き物も好きだった。
映画を観た後、駅地下・一番街のスタバでコーヒーを飲みながらしばしパートナーを忍んだ。
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