岡山市はユネスコの「創造都市(文学)」への加盟を目指して活発に活動している。岡山市は「坪田譲治文学賞」の創設などを特色としてアピールしている。坪田譲治文学賞に関わったものとして、とても嬉しい。同時に、岡山市長が「文学は豊かな市民生活に重要な要素だ」と述べていることに共感する。
岡山市は1984年に、岡山市名誉市民である坪田譲治氏の業績を称え、市民の創作活動の奨励と市民文化の向上を目的に、「坪田譲治文学賞」を1984年12月に制定した。その時の議会答弁で、当時の市長は、「岡山を童話のまちにする」という方向を答弁している。50年近くの時を経て、「文学のまち」づくりが進められようとしている。
今、坪田譲治文学賞贈呈式が開催される3月4日を中心に、「おかやま文学フェスティバル」が開催されようとしている(2/25~3/12)。加盟が決定する11月には、より盛大に文学関連のいろんな催しが開催されることだろう。
岡山市及び関係の方々には是非とも坪田譲治を始めとする地元岡山の文学者の顕彰や新しい書き手の発掘に尽力をいただきたい。心から期待している。