昨日・17日の朝日新聞一面トップは、「子育て給付金 アピール合戦」の見出し。タテの見出しには「入学お祝い金■3600万円奨学金■電子商品券■お米・牛乳券」となっている。
私は少子化対策、子育て施策で最も必要なのは、母親である女性に終身雇用&正規職員で働ける職場を保障することだと考える。非正規、派遣が主流の雇用形態ではなく、世の中を正規・終身雇用の方向に舵を切ることが今何より求められていると考える。
さて、先に子育てのための出産一時金を50万円に引き上げた費用を負担するため、政府は75歳以上の後期高齢者の保険料を引き上げるという。
今年の年金改定では少しだけ年金額は引き上がるものの、それは物価値上げには追いつかない、つまり実質引き下げとなるという。
もはや、この国の老人は切り捨てられようとしていると言って過言ではない。「子どもと老人を大切にしない国に未来はない」、と私は思う。誰もが老人となる、その老人に心豊かに暮らせる老後を保障して欲しい、切なる願いだ。