五嶋みどりのコンサートを聴きに行った、久しぶりに感性に水やりができた
最初に五嶋みどりのコンサートがあるとの話を聞き、是非とも聴きに行きたいと思った。次に全席「自由席」と聞き、いささか躊躇した。自由席の場合には、あの行列がいささか苦手であり、どうしようかと思った。しかしコンサートの日、「日程」が入って、あきらめた。さらにその後、その「日程」は延期となった。そんな紆余曲折を経て、今日の五嶋みどりのコンサートを聴きに行った。
さて、五嶋みどりのバイオリンを聴きたいと思っただけではない。今日のコンサートが、旭川荘ミュージックアカデミーとのコラボのチャリティーコンサート(「希望の星コンサート」と名付けられている)だから、今日も雨も降っていたが、コンサートに行った次第だ。
「旭川荘ミュージックアカデミー」は、身体や知的に障害のある旭川療育園、旭川学園の生徒らの有志で、2007年に結成されている。その結成を提案したのが、五嶋みどりが理事長を務めるNPO法人「ミュージック・シェアリング」。そして、「旭川荘ミュージックアカデミー」を指導しているのが、くらしき作陽大学の学生でつくる「作陽ミュージック・フレンズ」のメンバーだそうだ。
そうしたご縁で、今日のチャリティーコンサートが具体化されたようだ。旭川荘や作陽大学のメンバーたちは、大いに頑張った。素敵な演奏をありがとう。「旭川荘」のみんなは、障害に負けず強く生きて欲しいし、素敵な演奏をまた聴かせて欲しいと願う。
そして何より、やはり五嶋みどりの演奏は、とても魅力的だった。あっという間に時間が過ぎた。気持ちのいい時間を過ごすことが出来た。