ルネスを感動の渦とした土取利行が、中世夢が原に登場しレク&演奏する
私が尊敬する一人に、日高奉文氏がいる。彼は劇団民芸に所属し、倉本聰が率いた「富良野塾」の第一期生だ。そして、日高氏が岡山へ帰り、中世夢が原で働き、夢が原のイベントを様々に企画している。また個人的にも、西大寺井戸端会議のメンバーであり、五幅座でのイベントや、様々な場所で様々な企画を具体化させている。
彼がいたから、ママディケタの演奏やクーリーヤッタムの公演を観ることができた。舞踊家田中泯の舞台や今回の土取利行の演奏を聴くことが出来る。感謝の気持ちで一杯だ。
ただ心配するのは、そんなにメジャーではない公演をいつも企画・開催しているが、収支は大丈夫だろうかということだ。少なくない観客を確保しているが、それでも儲かることはない、たぶんそれなりの持ち出しをしながらの頑張りだと思う。彼の情熱がそれを支えていると思う。彼の情報量、ネットワーク、そして何よりその情熱は、私をして感動させる。尊敬する所以だ。
さて、そんな彼が企画して、5月30日(土)13:30~15:30に、井原市美星町・中世夢が原で開催するのが、「土取利行 古代音楽レクチャー&伎楽鼓演奏」だ。「古代音楽を追究してきた土取利行がユニークな語り口と実際の演奏で魅了する。私も、過日ルネスホールを感動の渦に巻き込んだコンサートで、その一端を聞かせてもらったが、とても素晴らしいコンサートだった。
是非とも一度、中世夢が原に足を運び、土取利行の語りと演奏を楽しんでみては如何。私のお薦めのコンサートだ。