全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

幼稚で無責任とは思わない。

2005-10-02 05:25:47 | 気になる 政治・政治家

 先の衆院選で最も若い26歳で初当選。当選後、「高額な歳費がもらえる」「料亭に行きたい」などと発言して問題になった自民党の杉村太蔵衆院議員が9月27日、党本部で記者会見し、これまでの言動を陳謝した。
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 彼は誰に謝ったんだろう。何を謝ったんだろう。なぜ謝ったんだろう。
 考えずに発言しているとされるが、彼は考えているよ。彼の世界では普通の感性のはずだ。
 なぜ謝るかわからずに謝ってもそのうち同じことを繰り返す。謝れと言われたからそうしているだけだろう。何か注意・指摘されると、「聞いてない、知らなかった」という。彼がそうだとは言わないけど、10年くらい前の高校生から、あんな感じの生徒(人間)は増えたと思う。
 反省など求めても、その場しのぎで謝るふりをするだけだろう。

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 読売新聞によれば、杉村代議士は自らの発言について、党執行部から「品位に欠ける」などと注意を受けていたそうだ。「国会議員としての自覚も足りないまま、幼稚で無責任な発言を繰り返し、大変反省している」と発言。テレビを見たが、神妙な態度をとっていた。「フリーター・ニート世代の代表として、雇用政策、年金問題、教育問題などを中心に、死ぬ気で政策を勉強する」と意欲を懸命にアピールしたようである。
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 品位に欠ける議員は彼だけではないだろう。自覚の足りないものも他にもいるだろう。これはもちろん問題だ。それに加え、要は場所柄をわきまえない、わきまえることができなかったことが問題なんだと言うことがわかっているのかな。
 本音大爆発で生きていくことができるなら、どんなにお気楽極楽なのか誰でもわかっている。それを建前で表に出さずに生きるしかないのが大人の世界なんだから、そのことをわからずに好き放題野放し状態の存在は、やはり問題だ。自民党も大人の対応をせざるを得なかったのだろう。

 それから、「雇用政策、年金問題、教育問題などを中心」にとの発言もあったようだが、どれひとつとっても大問題である。僕は彼にこれらを並列で言ってもらいたくない。特に大学中退の代議士の教育論がどんなものなのかは知らないが、論理的なものがあるとは思えない。

 「人間は言葉によってのみ人間である」
 フンボルトの言葉だったと思う。人は使用する言語以上の存在にはなり得ない。要は、使っている言葉がその人そのものの姿であるとの考え方だ。本性を現してしまった。これからどうなるのかな。

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 毎日新聞によるとこの会見は党本部が計画したものらしい。
 会見は、杉村代議士のいろいろな発言に業を煮やした党本部が、立候補者選定への批判を恐れて、監視のもとで「反省の弁」を語らせようとしたものだった。世耕弘成・党広報本部長代理は、今後は杉村氏へ直接取材をしないよう報道陣に要望した。
 その記事に評論家の佐高信さんの話が出ていた。
 杉村議員は小泉首相が国会に送り込んだ「ロボット」。彼の失言や失態は「出来の悪いロボット」だったということであり、騒ぎになった責任は首相や武部幹事長にある。刺客と呼ばれて当選した人たちも、小泉首相が自分のいいなりになる議員を増やすために送り込んだ「ロボット」で、政治的な判断は出来ず、言いなりであることには変わりない。だから、今回の会見になり、ワイドショーなどの見世物になる。一連の騒動はその「ロボット」の実態が、彼によって暴露されたに過ぎない。彼に政治家としての自覚や資質を求めるのは、ロボットに人格を求めるようなものだ。
  ↓
 佐高信さんのコメントが、ほぼすべてを物語っていると思う。
 羽のように軽い言葉を、垂れ流し(?)にする政治家さん。総選挙までに少しは成長するのかな。現時点ではまだ彼は自己分析が足りない。

 「幼稚で馬鹿でした」
 これが正解だと思う。


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民主党前原代表

2005-10-01 05:21:25 | 全英連参加者 2005

 好きな言葉は「天命に生きる」
 野田佳彦、枝野幸男、玄葉光一郎氏といった民主党の中堅・若手リーダー格の1人
 「民主党のジャニーズ系」「永田町の郷ひろみ」とも称される端正な顔立ち(?)
 攻めを得意とする国会質問などで、早くから将来の代表候補と目された
 裁判官だった父を中2で亡くす。奨学金を得て学業を続けた。
 元高校球児(京都教育大付)
 京大では、国際政治学者の高坂正尭氏に師事
 熱狂的阪神ファン
 「国会一の腕前」と自負するSLの写真撮影が趣味。(汽車男か)
 松下政経塾出身

*****

 特別国会が始まる前に新聞に出ていた記事の抜粋です。何が引っかかるのかわからなかったけど、ようやくわかった。それは、

 たとえが古いな。。。。

 と、いうこと。
 郷ひろみが悪いわけではないけれど、郷ひろみはないだろう。今の有権者を引っ張ろうとすれば、無党派都市住民層に誰が一番受けるか考えなければならない。政策はもちろん大事だが、プラスαが、郷ひろみではねえ。
 こんなたとえが幅をきかせている。永田町はやはり時間の流れが違う。小泉首相がリチャード・ギアに似ているというのも、興醒めだけど、これも同じだな。

*****

 テレビで小泉総理との論戦を見た。良くも悪くも若い感じがする。
 ただ、従来型の政治家とも違うようだ。何年かたってこのブログを読んだとき、どうなっているか。楽しみではある。


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