【正式発表】
8月31日に、「初代のぞみ引退へ」で取り上げた、初代「のぞみ」新幹線300系車両が、来年春に引退することが正式に発表された。10月20日のことで、日経他のニュースサイトに出ていた。
300系引退と同時に、JR西日本・山陽新幹線で「こだま」として運用中の100系も姿を消すことになった。
『300系が引退して、100系が残ることはないだろうなあ。
そんなことを思った。
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300系は1992年に初代「のぞみ」としてデビューした車両である。最高速度時速270km、東京~新大阪を2時間30分で結んだ。現在は「こだま」「ひかり」中心に176両が運用中である。
300系が去り、後継としてN700Aが投入される。
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8月31日にも書いたことだが、この車両、鉄道博物館に是非ほしい。現在同博物館には、以下の新幹線車両が保存・展示されている。
21形式新幹線電車 車号21-25
0系新幹線電車、0系の先頭車カットモデル。1964年製造。
222形式新幹線電車 車号222-35
東北・上越新幹線用に新製された200系の先頭車。 1982年製造。
21形式新幹線電車 車号21-2
1964年製造、0系新幹線電車、1964年の東海道新幹線開業に向けて最初に量産された360両のうち大阪方先頭車の1両。
日本国有鉄道はJR各社として民営化された。JR東海、JR西日本は別会社である。しかしながら、100系は国鉄時代の車両であるし、300系は東京~新大阪間を2時間半で結び、現在につながる新幹線高速化の礎になった車両である。それらの新幹線車両を、JR東日本が運営する鉄道博物館に保存・展示する意義はある。
なお、今年開館した、JR東海のリニア・鉄道館では、以下の新幹線車両が保存・展示中である。
0系
21形式新幹線電車先頭車両、36形式同・食堂車、37形式同・2代目ビュフェ車、16系グリーン車
100系
123形式新幹線電車先頭車両、同・168形式2階建て車両(食堂車)
300形式
322系新幹線電車先頭車両、同・323形式先頭車両
922系
922系新幹線 電気軌道総合試験車(ドクター・イエロー)
100系、300系とも保存済である。是非、JR東日本の営業エリアには走っていなかったけど、譲り受けを考えるべきだ。
JR西日本も現在大阪市内にある交通科学博物館を、京都に移転する計画がある。100系、300系も展示品として欠かせないものになることは間違いない。はやめに手を打つべきだろう。
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