減らないなら増やすしかない。

今朝のワイドショーでまたイジメについての問題が放送されていた。

いじめられる方にも原因があると周りは言う。
けれど、そんな風に罪の意識が低いのも原因の一つ。
たとえ何かの原因があっても、人間として回避でできない感情があろうとも、受ける当人がそれを意識しなければ「理由が無い」のと同じこと。

理不尽な想いをするのに変わりは無い。

泰地が言っていた。

「理由なんて何でもいい。オチコボレでもデキる奴でも『普通』と違えばそれが原因になる」

「村八分」という言葉は昔からあったほど長い間、「原因」は作られてきたんだろう。


パミルは言う。

「人間は常に優位に立ちたがる生き物だ」

何らかの形で上下に「層」ができるのが「社会」というものである。


結局、イジメは無くならないどころか減りもしない。


だけど、思う。

イジメを行う者は減らなくても、そこから救う者を増やすことはできるのではないかと。

そうすれば、きっと悲しみは減ると思う。

現在の悲しみも。
後悔をする悲しみも。