tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

蒙古野馬

2018-08-21 23:10:08 | 日記

モウコノウマ。
ロシアの探検家ニコライ・プルツェワルスキーによってモンゴルで発見されたことから、プルツェワルスキー馬(Przewalski's wild horse)とも言う。現在地球上に存在する、唯一の野生馬。
モンゴル語では「タヒ」。絶滅の危機に瀕していたのを動物園などにいた馬を使って、数を増やしたそうだ。
アメリカのムスタングやオーストラリアのブランビーは、もともとが家畜馬。家畜馬が野生化しているため、遺伝子はサラブレッドやポニーなどと同じ種類らしい。

モンゴルの冬は寒い。場所にもよるのだろうが、寒いときで氷点下40℃にもなる。
夏の間、乗馬で酷使された馬たちのなかには、極寒の冬を越せない馬もいるという。日本人の旅行者が馬と接するのは夏の間。彼らがどんなつらい日々を送るのか知る由もない。

往々にして馬のコントロールだけに気がいってしまいがちだが、馬にできるだけ負担をかけないように乗る方がカッコイイと思う。バイクのアクセルの吹かせば、草原でもどこでも望むだけのスピードが得られるこの世界でもある。

馬たちの幸せってなんだろう。決して人間と共生することじゃないと思う。それでも騎乗するのも何かの縁。馬の小さな動きに気を配って、彼らが発しているサインをできるだけ見逃さないように注意しようと思う。馬と互いに信頼感を持てるようになれば、言葉が通じなくても気持ちはわかり合える気がする。