tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

アンコール・ワット

2011-10-27 23:07:54 | プチ放浪 都会編

 
 

アンコール・ワットは、アンコール遺跡群の中で最大級の規模だ。スールヤヴァルマン2世により、12世紀の前半から半ばにかけ造営された。ヒンズー寺院として建てられ、王の死後は霊廟となり、のちに仏教寺院に。
東西1500メートル、南北1300メートルの四方形。海を表しているという周囲の濠は幅190メートル。正門にあたる西塔門から東に伸びる西参道は長さ350メートル。途中 の両脇には経蔵と聖池がある。

カンボジアの寺院は基本的に東向きだが、アンコール・ワットは逆の西向き。スールヤヴァルマン2世が死んだ後にこのアンコール・ワットを霊廟にしたため西向きにしたという。表門を抜けると5つの塔が見える。神々がいるヒマラヤの峰を象徴するという塔だ。十字型テラスを経て第一回廊に至る。
寺院の中心部は順次高くなって行く第一、第二、第三の回廊と、十字回廊、2組の経蔵、それに中央祠堂からなる。最上部の第三回廊の四隅には尖塔があり、中央には最大の中央祠堂の尖塔が立つ。その高さは地上65メートル。
壁や柱には、現地語で「デヴァター」と呼ばれる天女(アプラサス)の1500体もの彫刻が施されており、それぞれの髪型は異なるらしい。・・・らしいと書いたのは、1500体すべてを見比べるのは時間的に無理だからだ。中央祠堂には登らずに一生懸命見比べていたのだが、無理無理。。
第一回廊の壁面は宗教説話を表した彫刻で知られている。海の泡からすべてが生まれたとする「乳海撹拌」。アンコール・ワットの彫刻は当時の宗教観を表していて、戒律や戒めと共に、当時の人々を魅了したであろう壮大な宇宙ロマンも。

駆け足でアンコール・ワットを回り、東出口へ。振り返ればおびただしい数のトンボが頭上を飛んでいた。西日に照らされた塔がシルエットとなって空に浮かんでいた。


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