tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ココナッツと椰子(は違うんだ!)

2011-10-25 22:30:20 | プチ放浪 都会編

 
 

シェリムアップの町中では、あちこちでココナッツ・ジュースが売られている。硬い実の上をちょっと切り、中の果汁をストローで飲む。どうやら、天然のココナッツ・ジュースには当たり外れがあるらしく、甘くておいしいものもあれば、全然甘くなくて青臭いものもある。
このココナッツは樹高は30mに達する大きな木の果実だ。葉は羽丈葉で長さ5mにもなる。果実はやや先が尖った楕円形で、大きさは約20~30cm。外果皮の色はくすんだ緑色。花は、雌雄同種の大きな円錐状の花序で、先端部に雄花が付き、基部に雌花が付く。
ココナッツは、ジュースとして、あるいは、ココナッツ・ミルクとして利用し、実の内側を食べ、殻は干して燃料にすることができる。
ガイドによれば、ココナッツは現地語で「ドーン」という・・・らしい。らしいと書いたのは、「ドーン」と発音しても、他のカンボジア人には全然伝わらなかったからだ。微妙に発音が異なるようだ。

一方、椰子の木。別名、砂糖椰子といわれるもので、カンボジアの人々の生活を支える「生命の木」だ。
果実の内側のゼリー状部分を、生食やシロップ漬け、砂糖煮や缶詰などにする。
また、花穂を切り落とした後に竹筒を挿し込み集めた花序液はそのままヤシジュースとして飲用する他、煮詰めて砂糖(パームシュガー)に。また、花序液を醗酵させて、椰子酒やビールや蒸留酒、酢などを製造する。
椰子の木の葉っぱは帽子や屋根材に、そして幹は高品質・多目的の建材にすべてが無駄なく利用される。
乾季の農村でよく目にするのは、竹やプラスチックの筒を天秤棒で運んでいる人の姿。彼らが運んでいるのは、ヤシの木に登り集めたジュース。家の前にあるかまどで、大きな鍋に入れて煮詰める。道路沿いに家々のかまどが置かれていて、その煙がたなびいている。

ということで、ココナッツと椰子の木は違うんだよとガイドに言われ、なるほど、椰子の木の葉っぱはウチワみたいな形で違うんだなと理解した。だが、南太平洋の熱帯諸島でよく見るヤシの木は、いったいどっち?と聞かれるとさっぱりわからない(爆)。


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