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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

片足の折れた久米仙人

2008-03-07 12:04:11 | 日記

薄田泣菫(すすきだ きゅうきん)は久米寺の紀行文「三田文学(明治44年)」の中で、”不思議な仙術を得て、あちらこちらと空を駈けずりまはる途すがら、そこいらの河の縁で洗濯女の白い脛を見て、急に地面に落ちたといふ、あの言傳へが氣に入つた”と書いている。
そのなかの記述によれば、空を飛ぶものの用意として、雀のやうに質朴な考へを持たなければならない事、鶲(ひたき)のやうに獨りぼつちで居なければならない事、鷦鷯(みそさざい)のやうに鹽斷ちをしなければならない事、雲雀のやうに唯もう高いところに心を繋がなければならない事が必要らしい。根っから素朴な考えの僕は、パラグライダーをしていない時でもヒバリのように雲の上を心がさまよっていることが多いから、仙人にはなれずとも地面に落ちる要素が多々ある。みそさざいのように塩断ちというのはできないが、高血圧予防のために減塩にも取り組んでいる。もちろん、女性のミニスカートから覗いた”ふつくりと肥えた脛”が見えれば即座に墜落もするのはまちがいない。

パラグライダーのパイロット修行中の筆者は、平成20年1月14日(成人の日)にパラグライダーの着地に失敗し、右足をクラッシュ。大破した。入院生活を余儀なくされ、ネットには上がれない状況となってしまった。入院して気がかりな事が一つ。blogの更新ができなくなった事だ!!毎日更新していた日課が明日からできなくなる・・・・・・。ということで、約2ヶ月に渡る逃病生活を終え、その間、更新が途絶えていたblogをようやく再開できるようになった。もともと、鶲(ひたき)のやうに獨りぼつちでの生活ゆえに、入院中はいろいろな方からお世話になった。お世話になった各位に深い感謝をするとともに、このblogを再開することでお礼に代えたい。

風の詩を聴かせて


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