![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/b9/b68e3772728658fd82dcb543f71fadfd.jpg)
(3月30日、The Gardens at Lake Merritt)
ライラックのシーズンであります。
チューリップと同じ、肌寒いくらいの気候を好むので、あと2、3週間というところでしょうか。
去年、このThe Gardensには、ライラックがあったんでしょうか。
あったのに、写真は全然撮ってないみたい。不思議だ。
香りが良いので、非常に人気のある切花です。
でも、切らないで、庭先で、眺めるのが良い。
ライラックと紫陽花は、最も水揚げが難しい花です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/91/85faedd5ef82e752ef2594d6fab71f29.jpg)
寒菊
梅寿軒(長崎市諏訪町)
羊羹とか最中とか、口当たりの柔らかいものが続いたせいか、固いものが食べたくなった。
長崎で、この寒菊を買い、アメリカへ持って来ていたので、ちょうど良い!
多分、、大昔、ホントに私がご幼少の頃食べたきりのはず。
梅寿軒という老舗のお店の看板お菓子(の一つ)。
固いので、写真のように、手で小さく分けて食べた方が歯のためによろしい。
生姜風味と砂糖の甘さがバランス良く、そして、決して固過ぎない、その一歩手前の程良い固さが美味しい。
店の「お菓子のしおり」を読むと、
寒菊は、寛永年間(1624年-1643年)に中国より渡米したものと言われ、寒餅を焼いて生姜を入れた液状の砂糖を数回かけて乾燥したもの、、
とある。
およそ、390年程前に渡って来たお菓子なのねえ。。
何だか、、感謝。
肥後五十四万石
香梅(熊本市)
金平糖
豆富本舗(京都市)
日本へ帰ると、必ず買う雑誌がある。
茶道雑誌の「なごみ」。
3月号は、ご覧の通り、和菓子であった。
茶の道具類は、高価なものが多い。
が、菓子は、手が届く。思いっきり届く。
そこで、あんまり、食い意地のまま食いまくってはイカンのだが、、(血糖値やら体重が恐ろしいので)
やはり、誘惑には負ける。。
3月号の36ページ、「茶席に使いたい全国の和菓子50選」は、各都道府県から選ばれた一品が載っていた。
それでは、、ということで、タイミング良く、熊本から長崎入りする弟に買って来て貰った「肥後五十四万石」。
熊本県代表のお菓子。
う? ん? ちょっと物足らなかった、、
美味しいは美味しいんだけどな、、
姿形いいですね、、
この細川家の「九曜」の紋が、、
じっくり見ると、非常に良い、、
印象に残りました。はい。
ひよ子のやきもち
ひよ子本舗吉野堂(福岡市)
ひよ子の吉野堂が、こういうのを出していたのは知りませんでした。
いい機会なので、ホームページをじっく眺めてみると、、「ひよ子」ができて100周年なんですね。
しっかりした企業理念があり、たゆまぬ努力があり、創造力がある会社であることがわかります。
この姿勢が変わらなければ、まだまだもう100年生き続けられるような気がします。
だって、「ひよ子」て、可愛いらしくて美味しいお菓子ですから。
さて、この「ひよ子のやきもち」は、主力の「ひよ子」とは全く違う商品ラインナップ。
餅です。そして、生地や餡に、季節毎の「旬」の素材を練りこんでいます。
今は、福岡「あまおう」(イチゴ)。
勿論、美味しい。モチッとした食感やイチゴの甘酸っぱい風味がたまりません。
見た目の「焼き色」も加減良く、心憎い演出。
長崎からアメリカへ戻る時、福岡空港で探したけれど、見つからなかった。
(ちょっとバタバタして時間がなかったこともあったけど)
もう食べれないと思うと、益々、その味、姿が恋しい。
期間限定は良いアイデアです。。
あげまき もなか
草野菓子舗(長崎県諫早市)
長崎で、3種類の「もなか」を頂いた。
「あげまきもなか」は、その2番目。
最初、もなかが入っている箱を見た時、蒲鉾が入っているんじゃなかろうか、、と思った。
こんな感じ・・
店主の有明海に対する心意気を感じる菓子である。
愛が詰まり、上品な餡子が詰まり、海の情景が浮かんで来る貝型の不思議な「もなか」。
非常に美味しかった。
間違いなく、私のベスト和菓子10品に入ると思う。