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(4月25日、Montereyにて)
棚 好日棚
水指 銹絵山水紋 信楽焼 西尾香舟造
薄茶器 四滴茶入 (油滴)
忙中閑あり
久しぶりに、着物を着た。
最後の着物は、2月28日「初春の茶会」だった。
ついでに言えば、お茶の稽古は、2月26日が最後で、2ヶ月程休止中。
が、先生が日本から戻って来られるので、いよいよ来週から再開である。
だから、今日の茶会は、その来週からの稽古再開に向けて、モチベーションを上げるため、そして、着物着付けの良い練習になった。
又、「軸荘り」というものを初めて知った。
お詰(末客)を頼まれていたので、早目に行ったのだが、お軸が、在るべき所に掛かっておらず、巻いたままの状態で、大きい扇子と共に置いてある。
どうしてかな? と思い、主催者でありご亭主である知人に尋ねると、「今日は軸荘りよ、、」とおっしゃる。
しっかり勉強させてもらいました。
もう一つ、初めて見たものは、四滴茶入の中の「油滴」というもの。
この日、濃茶席では、濃茶器は常寛造の利休形小棗(包帛紗)を使っていた。
この場合、薄茶席で、棗を使うとダブルので、四滴茶入を使うらしい。
これも、良い勉強になった。
ご亭主手作りの懐石料理や、主菓子、干菓子も、とても美味しかったし、お濃茶は、練り具合がパーフェクト、風味豊かで堪能した。
お薄は、さっぱりとしながら、深い味合い。
濃茶、薄茶、その両方の特徴と秀れた点に、納得するものあり。
誠に、得るもの多い茶事であった。
(立礼席であり、正座する必要なく、茶事の4時間が楽々だったというのもあるかな、、)
(花粉症の薬を飲んでいたにも拘らず、最初の1時間程、鼻がグズグズしたが、茶事の進行と共におさまったので良かった、ヨカッタ、、)