肥後五十四万石
香梅(熊本市)
金平糖
豆富本舗(京都市)
日本へ帰ると、必ず買う雑誌がある。
茶道雑誌の「なごみ」。
3月号は、ご覧の通り、和菓子であった。
茶の道具類は、高価なものが多い。
が、菓子は、手が届く。思いっきり届く。
そこで、あんまり、食い意地のまま食いまくってはイカンのだが、、(血糖値やら体重が恐ろしいので)
やはり、誘惑には負ける。。
3月号の36ページ、「茶席に使いたい全国の和菓子50選」は、各都道府県から選ばれた一品が載っていた。
それでは、、ということで、タイミング良く、熊本から長崎入りする弟に買って来て貰った「肥後五十四万石」。
熊本県代表のお菓子。
う? ん? ちょっと物足らなかった、、
美味しいは美味しいんだけどな、、
姿形いいですね、、
この細川家の「九曜」の紋が、、
じっくり見ると、非常に良い、、
印象に残りました。はい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/05/f83c5f7570a4541bde8b41e7456eedd5.jpg)
最近、金平糖を頂いた。(上の写真)
ちょっとつまみながら、、金平糖、こんぺいとう、と呟きながら、、何かが引っかかる。
1日考えても、わからない。
でも、今日、仕事が終わって、机の前で、コーヒー飲みながらボッーとしていたら、崩れかけた文庫本の山の中の「ある背表紙」が目に入った。
あったよょ、、
白洲正子「金平糖の味」(新潮文庫)
180ページに、彼女の父親のことについて書いた随筆がー。
抜粋すると、、
彼が似ていたのは金平糖のほうで、庶民的な味と、平凡な甘さの中に、頑固な角を宿していた
金平糖て、昔も今もそのまんまだね。
妙に懐かしい。
写真: 餅花 金平糖
京都 豆富本舗