ももきよ日記

記憶の彼方へ消え去る前の雑記帳でございまする。。

江戸の茶の湯 川上不白生誕三百年

2019-12-13 19:27:00 | 東京




12月4日、青山の根津美術館へ行った。
特別展「江戸の茶の湯」を楽しみにしていた。
だいぶ前に読んだ本2冊「利休遺偈」(井ノ部康之)と「豪快茶人伝」(火坂雅志)を
新たに読み返し、「江戸の茶の湯」に想像を膨らませていた。










特に、印象に残ったのは、表千家七代如心斎と不白の師弟関係。
その展示物から、二人の強い絆が伺われる。

そして、「利休遺偈」を巡って、江戸中期の豪商 冬木屋(店の屋号)主人
上田小平次、喜平次などとの書簡のやり取り。
小説の世界は、作家の創造物だが、その元になった史実を、自分の目で
確かめることができた。

又、不白さんの一行書、なかなか良い。(「無心雲自閑」など)
俳人でもありました。

というわけで、楽しい美術鑑賞でした。

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名物裂と古渡り更紗

2019-12-13 18:36:00 | 東京



長崎滞在もあと4日間を残すのみとなった。
アメリカへ戻る日が近づくと、自然、頭のチャンネルを
切り替えなければならない。
が、そのチャンネル切り替え前に、いくつかのことを
どうしても備忘録として残したい。
テレビも映らないし(笑)、誰もいない。静かな夜である。

12月5日、世田谷区にある「静嘉堂美術館」へ行った。
非常に印象に残る展示内容であった。

「染織展」というのは、どの美術館でも、頻繁に掛かる企画ではないと思う。
私は初めてあった。
展示されている茶入れや茶器は、すべて素晴らしいものであった。
茶碗に関して言えば、2碗のみの展示であったが、その2碗というのが

国宝 大名物 曜変天目(稲葉天目」)
重要文化財  油滴天目

である。

更に、4つの大名物茶入れと4つの中興名物茶入れ

そして、それら本体以上に輝いていたのが、まさに、「裂地」である。

茶碗や茶入れ本体だけでも見所のある展示なのに、それらを包む
仕覆、挽屋や箱を包む袋物が総出演という形の展示会。

いやー、良かった!

追加で言えば、大名物 唐物茄子茶入 利休物相(木葉猿茄子)の展示ケースには
松平不昧公「古今名物類聚」がさりげなく置いてあり、感動モン! でした。
ホンモノを見たー! という感じかな。

この日の展示目録は大事に取っておこうと思う。

(美術館のサイトから同じものをプリントできるけど、何せ、
手書きの自分のメモが入っている)
(すげー! とか、綺麗! とか、これが1番好きー! とか、
決して他人様には見せられないものですが、、)





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柴又公園

2019-12-11 16:59:00 | 東京



帝釈天がある葛飾柴又は、東京の北東部、江戸川のほとりに位置する。
写真は柴又公園。あの川に向こうは千葉県松戸市。

、、と言われても、実感がなかったが。。

ホテルに置いてあった観光客向けの地図を見て納得。
確かに、すぐそこは千葉だった。


5日、世田谷区にある「静嘉堂文庫」へ行ったが、渋谷から東急田園都市線に乗って
二子玉川駅で降りた。
地図を見て、世田谷は東京の南西部に位置することがわかった。
この地図は永久保存だね。。
、、と印刷物がどんどん増える。困った。。

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帝釈天の参道

2019-12-10 06:41:00 | 東京








吉野家さんの草団子、1個60円! 美味しかった!
鶴屋吉信さんのお菓子〇〇円も、確かに美味しかったが、
帝釈天参道の団子も美味しい。。
その両方、好きですな。。
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帝釈天の彫刻

2019-12-10 06:31:00 | 東京







12月8日、映画「男はつらいよ」で有名な葛飾柴又 帝釈天とその参道へ行った。
このお寺の「彫刻」が素晴らしかった。

柴又帝釈天の正式名は、経栄山 題経寺。日蓮宗のお寺。別名「彫刻の寺」。
そこに、彫刻ギャラリーがある。帝釈堂をぐるりと囲む木彫である。
堂周りに回廊を作り、総ガラス張りになっている。
(上3枚の写真はその一部)(某サイトより転載)

日蓮宗では、法華経を至上の教えとする。
その法華経に説かれている内容をヴィジュアル化したものである。
見事な彫刻である。








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朝ドラ「あさが来た」

2016-01-13 20:08:11 | 東京
朝ドラ「あさが来た」は、結構面白い。
今、唯一見ているドラマだ。
(他のドラマは、情けない程、酷い内容で見る価値なし)

で、あささんの実家は、三井家だ。
三井と言えば、私の好きな三井記念美術館。
この美術館の所蔵品の殆どは、室町三井家、新町三井家、北三井家、南三井家から出ている。(旧所蔵というか)

ウィキペディアで調べると、あささん、つまり、広岡浅子の実家は京都市油小路通出水の小石川三井家となっていた。
多分、上の三井四家の分家筋なんでしょうねえ。。
、、と思いながら、美術館今年の卓上カレンダーを眺めたら、1月は、コレなんです。。

(駿河町越後屋正月風景図、鳥居清長筆 江戸時代・18世紀)

美術館があるのは日本橋。
三井家は、江戸時代の呉服店「三井越後屋」が源流であり、越後屋が生まれた日本橋はゆかりの地である。
この絵画は、その当時の越後屋の正月風景。
(越後屋は、現在の日本橋室町にあたる駿河町に店があった)
(駿河町の両角地に、左: 越後屋綿店 右: 越後屋呉服店)

面白いと思ったのは、この絵の向かって左側が現在の三越本店、右側が三井記念美術館であること。
道を隔てて、こうなっているんですよ。。
(わかる人にはわかるよね)

鳥居清長の絵には、この通りの奥に江戸城と富士山が遠望できるようになっているけど、、(作者の創作だよね?)
今は?
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三井記念美術館12232015

2016-01-10 21:16:54 | 東京
三井記念美術館が好きだ。
2015年3月に続き、12月23日、再び訪れた。
「三井家伝来の至宝」が開催中。
一番印象に残ったものは、、
円山応挙の「雪松図屏風」だ。
圧巻であった。






松に降り積もる雪は、和紙の地肌の色。
何と! 周囲を描くことで、余白を生かして雪を表現。
右の松は、堂々として力強く、そして、陰影に飛んでいる。
左の松は、対照的に、柔らかな線である。さすが、国宝である。
その他、能面の「孫次郎」、国宝の茶碗(志野や油滴天目)や古今和歌集(元永本)など。
凄いぞ、三井さん‼ である。

三井記念美術館、何回でも行きたい‼

出品目録がちゃんとあるのはありがたい。ちょっとしたメモが書けて、記録に残せる。
今回は、3ページ。
この美術館そのもの、空間美というか、、それも、アートなのだと思う。
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三井記念美術館

2015-03-30 22:34:34 | 東京


千疋屋のフルーツパフェを書けば、やはり、特別展「デミタスコスモス」のことも書いておきたい。

圧倒されました。
デミタスというのは、食後のコーヒーなどを飲むための小さいカップ。
この特別展は、主に、18世紀から20世紀初めにかけて、イギリス、ドイツ、フランスその他、ヨーロッパの
名窯で作られた作品約300点を紹介。
とにかく、形や装飾が多彩。

展示室1は、凄い。
360度全方位で展示物が見れる。
照明がほぼパーフェクト。
その他見どころ沢山。
数に圧倒されるだけでなく、その内容も刺激的。

展示目録#16は、ドイツの名窯マイセンで作られた「上絵金彩柿右衛門手カップ&ソーサー」。
17世紀、肥前磁器(伊万里など)は、オランダ東インド会社を経てヨーロッパに輸出されていた時期がある。
柿右衛門様式や金蘭手など。
まさに、デミタスにみるジャポニズム。

というわけで、1300円の入場料は決して高くない。
まさに、価値>価格である。
(価値は価格を凌駕する)

目録の1ページ目(全ページ6頁)

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千疋屋のフルーツパフェ

2015-03-30 16:34:50 | 東京


千疋屋スペシャルパフェを食べた。
美味しかった。
フルーツが半端なく美味しい。
果物王国カリフォルニア、しかも、生産者から直接手に入る環境にいる私が言うのだから間違いない。
ここの仕入れ部門、大したもんだ。
元は果物屋さんだったと思うが、千疋屋総本店、日本橋三井タワー2階の、あの店の空間は素晴らしい。
フルーツパフェが、ただ単なるフルーツパフェでなく、何というか「美食空間」をも作り出している。
感心した。

すぐ横に、三井記念美術館のエントランスがある。
こういう雰囲気が、1800円のパフェが、決して高く思えない要因のひとつでもある。。
(フルーツサンドも食べたかったが、東京都内から成田空港へ行く前のランチ、気が変わって、「とろろ蕎麦」食べたんだよね)
(これも、かなり満足度高かった)

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小堀遠州の茶杓

2012-09-24 10:08:38 | 東京

 

畠山記念館で、小堀遠州の茶杓を2本見た。

遠州は、茶の湯の三巨人の一人として、あまりに有名。 (他の二人は、千利休と古田織部)

そして、漫画「へうげもの」(山田芳裕、講談社)の登場人物の一人である。

その「へうげもの」では、作庭家、建築家としての遠州が強調されており、(漫画ですからね)

「遠州と茶杓」については描かれている場面がなかったような、、、(私、14巻まで読みました)

だから、畠山記念館で、ガラス越しであれ、彼の実物の茶杓を見る事が出来たのは良かった‼

 

そして、茶杓のそばに置かれてあった解説:

 

小堀遠州は、竹の選定にこだわり、美しい班や色模様の出た、景色に富んだ竹を用いた

銘も和歌を引用した「歌銘」という形式を作りだした

古歌に因んだ銘を付け、筒に和歌を認めている

 

上の写真右、 銘 海士小舟(あまのおぶね)は、「金槐和歌集」巻下より

 

世の中はつねにもかも渚こく

  あまのを舟のつなてかなしも

 

という歌が読めました

 

それにしても、特徴のある茶杓ですよね。

節上部分は、直線状に、力強い縦線が入っている、、 好きか嫌いかは、各個人の好み。。

 

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畠山記念館2

2012-09-20 11:54:47 | 東京

 

畠山記念館、再び!

印刷物のクオリティが、とてもイイんですよね。。

その昔、印刷関係の仕事を数年していたので、いや、元から、紙を媒体とする活字や画像を

読んだり見たりするのが好きだったので、質の良い印刷物には、たまらない魅力を感じます。

 

上の最初の写真は、畠山記念館館長が出した、70ページ弱の本。

次の写真は、10月の催し物を案内するチラシ。

本やチラシの紙の資質にもこだわっているし、いいもの選んでるなあ、と思う。

もちろん、写真、レイアウトも素晴らしい‼

自分のプログにも記録を残しておきたいし、買って来た本ともらってきたチラシ、スキャンしました。

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松江の味(東京3)

2012-09-17 10:16:25 | 東京
9月17日。
約3時間後、都内から成田空港へ移動します。
空港内でネット接続する時間はないかもしれないので、「松江の味 鯛めし」の写真をアップしておきましょう。

島根県松江は、茶人不昧公、お茶や和菓子で有名なところですが、ここにもう一つ、「鯛めし」があることを知りました!
9月15日、東京在の友人が案内してくれたお店、「日本橋 皆美」の「不昧公好み 皆美家伝 鯛めし」です。
美味しいです!
そして、皆美家伝の特製だし汁、まさに、絶品!であります!気絶しそうなくらい美味しい!

写真は、既に、食べ始めてしまい、あっ!写真撮るのを忘れた!というところで撮りました。そして、完食後の器類。。



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夜の散歩(東京2)

2012-09-16 14:48:12 | 東京
9月15日夕食後、息子と私、そして、妹家族と夜の散歩へ行った。
隅田川て、大きい川ですね。
認識新たにしました。
そして、スカイツリー!

(夜9時、墨田区白鬚橋からみるスカイツリー)
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畠山記念館(東京1)

2012-09-15 22:05:29 | 東京
9月15日、畠山記念館へ行った。







以下、メモ。

茶道具が与える独自の美の印象を文字に置き換えた「銘」。

本日の展示品の中で、実にユニークだったのが、

灰器 銘 大笑(おおわらい) 楽長次郎作 桃山時代(16世紀)

大きな立派な灰器であったが、しかも、楽長次郎と言えば、楽焼の元祖である。
由緒あるその茶道具に、ちゃめっ気あふれる「大笑」という銘が付いているのが面白い! (理由も面白い!)

又、数ある展示品、すべて、的確に覚えるのは無理なので、今回、特に、注目してメモを取ったのは、

*共筒茶杓 銘 水の江 小堀遠州作
江戸時代(17世紀)

*共筒茶杓 銘 海士小舟(あまのおぶね) 小堀遠州 作 江戸時代(17世紀)

茶杓の「節」上中央部分に、縦に
線が入っている、又、節下にも濃い景色があり、今まで見たことのない、めずらしい茶杓であった
非常に個性的

*共筒茶杓 銘 千鳥 益田鈍翁作
昭和時代(20世紀)

遠州作のそれと比べると、没個性だが、自然で清らかな静けさを漂わせており、誠に良い
私は、こちらの方が好きである

*古瀬戸茶入 銘 蛍 室町時代(16世紀)
小堀家・溝口家伝来
箱書 小堀遠州
仕覆 白金地牡丹唐草文金襴
白紬地蓮花文金襴

*花入3種

手付籠花入 (江戸時代17-18世紀)
瓢花入 銘 木菟(みみずく) 千道安 作
なた籠花入(展示会場内茶室)

まっ、要するに、茶杓と花入が好きでして、、

*茶券を買って、茶室で、薄茶を頂いた

茶碗は、彫三島茶碗、三代目 清水比呂志 作
干菓子は、鶴屋吉信
銘は、嵯峨野、明月

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銀行口座(横浜6)

2012-09-14 05:25:26 | 東京
昨夜(9/13)は、9時過ぎから夜中の3時過ぎまで爆睡。タフな1日でしたからね。
それまでは横浜市内の行動範囲だったのが、昨日は、横浜と、東京都港区三田と赤坂周辺を駆け回ることにー。
しかし、努力の甲斐あって、大事な用件がほぼ済みました。

一昨日、M銀行では、すべての書類が揃っているにも拘らず、「外国人が入国し6ヶ月以上の居住期間を経てなければ口座開設はできない」という外為法のため、息子名義の口座は開設できなかったのが、昨日、Y銀行へ行くと、制限付き(国内外からの送金はできないetc)ではあれ、実に、テキパキと開設できたのには驚いた。
銀行間でこんなに差があるんですね。

大学メインキャンパスへ行った後、ホテルオークラそばのアメリカ大使館へ行きました。
警戒厳重ですね。
11日リビアのアメリカ領事館襲撃で大使ら4人死亡したばかりなので、セキュリティが厳しいのでしょう。
当人でない私は、もちろん、ゲートの外で警察官の側で、息子の用事が済むのを待つハメにー。

とにもかくにも、書類関係は昨日で終わり。
息子は、今日から学校が始まりました。
私は、本日、ホテルをチェックアウトして、横浜を離れ、東京へ移動します。




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