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(7月6日、in Oakland)
(写真の花は「アブチロン」)
一昨日の夢に、夏井いつき先生が出て来た。
私は、先生と「プレバト 俳句コーナー」の大ファンだ。
十七音の世界最短の詩「俳句」、その面白さや深さに目覚めたのは
先生のおかげと言っても良い。
加賀千代女の有名な俳句、
1、朝顔に つるべとられて もらい水
というのがある。
夏の朝、井戸端へ水を汲みに行ったら、つるべに見事に朝顔が絡んでおり、
その蔓を取るのを止めて、となり(或いは、近所)に水をもらいに行きました、、
という情景だと思う。
そして、同じ情景を詠みながら、助詞一つの違いで、作者が、何を
言いたかったのか、強調したかったのか違ってくる、、という見事な例。
2、朝顔や つるべとられて もらい水
朝顔や、、だと、「朝顔」を、より言いたいわけです。
プレバトで、夏井先生が何回も言っております。「や」という詠嘆の助詞は
そのすぐ上を強調するためのもの。
それに比べて、1、だと、「朝顔につるべとられて、、」とサラサラと来て、
そして、「もらい水」が主役になっているわけですな。。
2、は、朝顔が主役でもらい水は脇役というわけです。。
面白い! と思うか、全然、何も感じない! と思うか、、
さて、あなたはどちら?