長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

無事これ名馬

2014-01-01 09:04:16 | Weblog

あけましておめでとうございます。

年末は、年越しを元気にバンバン打ち、最終日は鞭をふりふり、

新人の蕎麦打ちさんたちの蕎麦打ちを指南した。

17時から最終のコースがあり、近くのカフェのオーナや、無茶しぃにくるメンバー

4人の蕎麦打ちをやった。前日に達磨の高橋さんのビデオを見てイメージトレーニング

ができているらしく、地震と希望にワクワクしながら銘々の蕎麦を打った。

まず自分が模範で蕎麦を打つ。(当日の年越しそばが間に合わなくなったので、この蕎麦も

「商品」になった)。その後、一人が「目標一時間」の予定で蕎麦を打つ。掃除などがあるので、

終わったら11時近くになった。みんなお店をやっていたりするので腹が空いたので、ストーブで

炊いた「しし鍋」をつつきながら、反省会?

とても充実した一年の「こと納め」にぴったりの蕎麦会になった。彼らの中に未来の「蕎麦打ち名人」

が生まれ、どこか縁のある場所で、「元気蕎麦」を打ち、人が集まり、あたたかい団らんの場ができたら

そんな幸せなことはない。昨日は「ぶんかん」のカウントダウンの会に、彼らの「そば」が振る舞われた

はずだ。蕎麦道を歩み始める記念に、久保さんの赤織部の蕎麦猪口をプレゼントさせてもらった。

10年前、ぼくが蕎麦打ちを始めたころ、久保さんからプレゼントされたものだ。

いろいろなものが新旧交代する正月。昔からおもちなどを飾る葉に使われた緑の植物を

「ゆずりは」という。日本人って、ほんとうに奥深い文化を継承しながらこの小さな国で

生きてきた。いろいろ世界中が混沌としてきたけど、きっとこの国の本来の在り方、生き方、

みたいなものが、世界の模範になっていく、そんな時代を迎えたのではなかろうか、と元旦の朝

に思う。みなさまにとってもよい一年になりますように。

才能がおとっていても、みてくれが多少おとっていても、人と比べたりせず、自分の道を

一歩一歩自分の呼吸で歩いていく年。「無事これ名馬」なり。           感謝。