長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ぼくちゃんがやってきた。

2014-01-07 09:08:18 | Weblog

今年は新年そうそう、懐かし友達があまたやってくる。

きのうは自称「ぼくちゃん」という不思議な縁で知り合った友達が

国立劇場で踊りを見た後電話があって、きた。昨年ガンの手術をしたのだが、

元気でガンのほうがびっくりして逃げていきそうなくらい、元気で70路を超えた今でも、

機関銃トークの威力は衰えないし、好奇心と行動力も50代と遜色がない。

彼は天真庵を改装しているころから、遊びにきていた。どこの街にもいる「新しいもん好き」

きっと彼のお父さんは、「町内会で一番最初にテレビを買った」みたいな人だと思う。

「二階の普茶料理風そば会」にも関心をしめし、その下見、と舌味もかねた蕎麦会をやってくれた。

友の遠方より来る、というのは孔子さまでなくても、うれしからずや。

昨日年賀状をもらった友達も一昨年に肝臓ガンの手術をしたのだが、田舎の九州と

東京を往復しながら「しいたけ栽培に挑戦する」と書いてあった。その友達は今年

は齢80を超えるころ。「ガンになっても100まで生きる」みたいな元気な日本人が

増えてきた。

田舎暮らしと東京くらしの両方をやるには、体力も財力もかかる作業ではあるが、

「これからの二足のわらじ」という点では、大きなテーマであるし、あこがれでもある。

年末に「将来は田舎で農とふれあう生活をしたい」という若者が集まり、蕎麦打ちを

やったけど、都会で田舎暮らしを準備する時に、「蕎麦打ち」というのは、杵柄に

なる可能性がある。農業は六次産業化しないといけない分野。そして東京で暮らして

いる人たちもまじめに自給自足で持続可能な生活に向けて歩みはじめないといけない

時代がすぐそこにきているような気がする。

今朝早く店にいったら、近くのカフェの店長が静岡から汲んできた「水」を

テラスにおいていてくれた。「寒の水」よろしくコップ一杯を飲む。富士山という

この星で一番の濾過機に感謝。その国に生まれてきたことにも感謝。