長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

美人の舘

2013-10-18 08:33:33 | Weblog

昨日は朝起きて、野菜を調達のため、関越自動車道を使って秩父へいってきた。

新鮮な野菜を調達し、温泉につかり、山奥の蕎麦屋にいって、そば前に地酒を

2合飲む。つきだしのホウレンソウのクルミ味噌あえと、必ず注文する秩父豆腐を

酒肴にするとあと一合か二合はほしいところだが、蕎麦がまずくなるので、がまん。

このお店は女将が蕎麦を打つ。お店の玄関に主人のおばあちゃんが蕎麦を打っているモノクロの写真。

この写真のおばあちゃんの笑顔を見に、わざわざ月に一度くらいのペースでこのお店に蕎麦を喰いに

きているのかも知れない。ルチンがいっぱい含まれた蕎麦を食べている土地の人は、昔から美人が多い。

帰りに「ちちぶ銘仙館」に立ち寄る。秩父事件なるものが勃発した土地でもあり、昔は、銘仙で栄えた。

大正ロマンや昭和の女性たちが袖を通した「銘仙」なるシンプルでモダンな着物こそ、日本人を

外見だけでなく、心身ともに「美人」にしてきたファッションであり、その中心が秩父にあった。

その館には、往年の美人なモデルさんたちのポスターがあまた飾ってある。一番左に池内淳子

さんが笑っている。最近古本屋で見つけた「味噌汁礼賛」に彼女が毎朝味噌汁に蕎麦を入れて

食べる、という文を見つけた。ぼくも、これはけっこう理想的な朝食ではなかろうか、と思う。

ちちぶ、というところは山の中の空気もいいけど、この館のまわりの空気もすこぶるいい。

帰りの高速で、事故渋滞が二か所もあり、おそくなってしまったけど、充実した一日だった。日々是好日。

帰ったら、ポストに赤松林太郎君からハガキが。ブタペストからだ。日本のみならず、またヨーロッパでも

「居場所」を見つけた様子。またまた元気をいただく。感謝。

今日は「ダメから始める中国語」  

何事も興味があると、まず始めることだ、と思う。ここで躊躇していたら、何も始まらない。学ぶ

とうのは、「まねる」からくるけど、まねる段階でも挫折感を味わう場合もあるし、まねるという

ことがうまくいきはじめても、「これではあかん」と思うことがままある。そして挫折することもままある。

でも、だめでも、そのダメから始める、と諦感の底のほうから、「もう一度やってみようか」と思うことがある。

この会にきている面々は、その先生も含めて、そのあたりのキズのような経験を共有し、しかもそれにくじけず

一歩すすもうという気概がある。だからそれぞれ個性的であり、いっしょに飲んでいても楽しい。毎回

少し飲みすぎる感もあるが・・・。「月に一度集まる中国系家族の会」みたいでたのし。感謝感謝(しぇーしぇー)


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2 コメント

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蕎麦のように逞しく (かえる)
2013-10-18 23:31:34
海外脱出組は地味に増えていますね。
隣国叩きも…。
私は極力しぶとく故郷で生き延び、何度でもチャレンジする気概で生きたいと思います。
ずいぶんと最近は自由な言動まで一部からは妨害されますが、挫けません。
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Unknown (天真)
2013-10-19 08:32:30
地酒はその土地で飲んでこそ、美味い!
人も同じかも。
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