長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

器がいいと酒が美味い

2010-10-12 08:04:15 | Weblog
昨日は、蕎麦の弟子が蕎麦猪口を買いにこられた。
「草の頭窯」さんのものだ。いつまでも元気に
蕎麦をうってもらいたいものだ。器を変えたり、
包丁などの道具にこだわりたくなるのは、それだけ
腕をあげてきた証拠でもある。

草の頭窯の青山禮三さんは
大正8年生まれだから、もう90歳になる。先週まで
伊勢丹新宿で陶展をやっていた。10年くらい前に、
彼の窯におじゃました時、陶芸を習った経験がある。
抹茶茶碗に抹茶をいれ、「押すだけ」のポットからお湯を出し、
かしゃかしゃと抹茶を入れて、自作の抹茶茶碗にお茶を入れて
くれたのがとても印象的だ。
「人の命を繋げる食事の器」というフレーズがすばらしい。


ある有名な作家が「器は料理の着物」といった。
そのとおりだ。昨日は、閉店間際に、近くのコネルの
ふたりが、酒を飲みにきた。彼らは、雑貨屋を今年
から始めたので、器にも関心があるようだ。
来週の「ぶんこ学校」に入学することになった。

白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり

珈琲も酒も蕎麦も美味い季節。器もいいものを選びたいものだ。

明日は「クラシックコンサート」。
とっくに満席だけど、まだまだ聴きたいという人が増える。
毎月第二水曜日は、「小さなコンサート」をやっている。

18日の「JAZZ十間橋・プレライブ」と
22日の「オーボエコンサート」は、まだ若干、空席あり。

31日は、「JAZZ十間橋」だ。

今日は「英語で蕎麦会」
岩本先生の家は近くの長屋だ。一階には、南條先生の
寒山拾得が飾ってある。彼は酒よりお茶が好きで、
久保さんの宝瓶(ほうひん)で毎日、玉露を入れて
いるらしい。先月から、かわいらしい嫁さんもきたので、
幸せそうに玉露を飲む姿が目に浮かぶ。
池大雅と玉蘭の夫婦みたいに、奇人で仲睦ましく
暮らしていってもらいたい。




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