長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

朝の銀ブラ

2015-07-30 07:56:35 | Weblog

「銀座でブラジル」のことを銀ブラという。それが時代の移り変わりで

銀座をブラブラすることが「銀ブラ」になり、今では円安と経済力のシフトなどにより、

奇妙キテレツなファッションをした人たちが、銀座のブランドショップなどにたむろするようになった。

ぼくの場合は、どうしても必要な調味料をときどき調達にいくついでに、骨董屋をのぞく、その後

は「ころっけ蕎麦を食べながら酒」というけっこうワンパターンな銀ブラだ。でもこの聖域のような場所

にも、外国人が足を踏み入れようとしている。骨董の世界でいえば、もともとこちらが本家よ、

とばかりに、煎茶道具を爆買いする中国人が増えているらしい。

中国から渡ってきた道具を「わたり」という。煎茶を始めた20年くらい前には、どこの骨董屋にも「わたり」

の茶碗や涼炉や茶托が置いてあった。天真庵の二階で煎茶のお稽古をする時にも、「わたり」はけっこう

使う。ときどき蕎麦を手繰りにくる骨董屋さんたちも、「これ売ってくれない」とかいわれたりするけど、渡り哲也

よろしく顔で「わたりはゆずれない」などと冗談っぽくことわっている。

今朝は玉露を入れて、冷蔵庫に入れ、朝食後にそれを飲みながら、熊本の友達とHPの打ち合わせ。

どんなに忙しくしていても、お茶を一服している至福の時間を大切にしたい。喫茶去。

 

 


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