長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

2009-04-15 07:36:59 | Weblog
昨日は書の会だった。
江戸一という大塚にあるお店の、飲み仲間だった貞本さん
が月に一度きてくれて、音楽家とか多士済々の人たちと
いっしょに楽しんでいる。彼は天安門事件のころ4年間
中国で書の修行をしていた。それぞれが、手本もなく自分の
気持ちを表現できるのがいい。

「人のいく裏に道あり 花の山」
ではないが、「みんながやるから」とか「テレビや雑誌をみて」
とかいって、雑魚がたむろしているような生き方をしていたのでは、
新しい道が開けていかないような時代。

最近、音楽家とともに、若い蕎麦や料理人たちがよく遊びにきてくれる。
料理や蕎麦の話よりも、もっぱら「美意識」とか「空間」とか「しつらえ」
みたいな話で盛り上がる。
昨日こられた若い料理人は、夏目漱石の草枕よろしく、二階に
かけてあった木庵の書に魅され、ひょんなことから「お花の勉強
に加えてください」ということになった。
また不思議な青年が、原田先生の弟子になる。
いつの時代も師というには、「弟子が発見する」ものである。

「お稽古」とは、教える、習う、という単純なものではない。
「自分らしく生きる」ことを探求する旅みたいなものかも。
今日は「かっぽれ」。
バカになりきる、自分の殻をやぶるお稽古。

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