長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

あなたのこころの芯は、発火してますか?

2010-01-21 08:36:17 | Weblog
「江戸楽」の2月号に天真庵が紹介された。
江戸でお茶が気楽に飲める茶房として、うまく紹介された。
角居君のつくってくれた錫の茶合(さごう)や茶托、久保さん
の煎茶茶碗、みゆきさんの豆皿なんかが、気持ちよく写真になっている。

今日は休みなので、少しおそめにおきて、
近所を軽くジョッギングしてみた。
この界隈は、8時前後に緑の服をきたボランティアの
人たちが、小学校の登校を、親鳥のようにあたたかく
見守ってくれている。だから子どもたちも安心して
自分の小学校に、先輩が先導しながら、鴨のこどもたちみたいに
並んで歩いていくのが、毎朝の日常だ。
子どもたちもみな元気に「おはようございます」と挨拶する。
その中にいて、帰りにも、わざわざ玄関のガラスごしに、
「ただいま」と挨拶をしていた近所のゆみちゃんも、今では
小学校の6年生になって、後輩たちの先頭になって毎朝お店の前を通る。
勉強が多少だめでも、「あいさつ」ができる、というのは、大事なことだ。

昨日かっぽれの前に、あいかたと「副小町」のぬる燗を飲みながら、
ウォーミングアップをしていたら、近所に住む小学生の未来(みぐ)ちゃんが
目を輝かせて入ってきた。「お年玉が入ったので、金曜日のねんどの会に参加
させてくだい」とのこと。
最近は大人になっても、「こころの芯が発火していない輩」が多いが、
みぐちゃんのこころの芯は、きれいに発火している。

路地裏で遊ぶ、自然の中で遊ぶ、土やねんどをこねて遊ぶ、
自分の手で筆をもって字を書く、絵を描く・・・・
パソコンやゲームで遊ぶよりも、ずっとずっと、大切なことだ。
未来ちゃんの視線の向こうに明るい未来がキラリと垣間見れて、おじさん
ふたりは、とてもいい気分になって、その後かっぽれを興した。

金曜日は、「ねんどの日」。ねんど、スケッチ、書、花、蕎麦、珈琲、お茶、
論語、英語、中国語・・・寺小屋の内容も充実してきた。

来週の25日(月)は、順受の会。いよいよ中江藤樹が始まる。
「こころの芯火がついてないひと」「昔はついていたけど、しらぬまに消えたひと」
などが、自然に発火できる「学び場」になれば、そんなにうれしいことはない。

今日はおやすみ。月曜日に千葉の病院に入院したワカにあいにいこうと思う。
いつまでも、ワカらしく命の灯が発火していてほしい。






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2 コメント

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いい表情でしたね (人来兵衛(いわさき))
2010-01-21 13:58:24
未来(みぐ)ちゃんの表情、素敵でしたね。

貰ったお年玉で参加するという。
近頃の子どもたちが貰っている
お年玉の総額は我々の時と
比べ物にならんだろうけど、
それでも会費3000円は安くはないだろう。

それを「ねんどの会」に使おうという。
その心意気、いいですねぇ。
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Unknown (天真)
2010-01-22 07:27:28
将来、未来が楽しみな未来ちゃん。
14歳までに、こころの芯に発火
した人は大丈夫らしい。
みんなそうやって、未来を造っていって
もらいたいものです。
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