長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

伝授の会

2010-05-13 08:19:24 | Weblog
昨日は、蕎麦打ち・伝授の会だった。
ぼうテレビ局が取材にきた。

伝授の会のひとり、すがちゃんこと、菅原さんの蕎麦打ちが、録画された。
彼は、たまたま天真庵にこられるようになったが、もともとは
大学も後輩にあたる。ゲタを履いて京都の町を闊歩するような
バンカラな大学だったけど、彼は、大手出版社の副編集長として
堅気な生活をおくっていたが、思うことあって、昨年末に野に下って、今月21日に
同じ十間橋通りにある古い「お酒屋さん」をリノベーションして、
「酒庵 酔香」というお洒落なお店をやることに、
あいなった。日本酒といえば、江戸といわず、京都でも「蕎麦」
が、つきものだ。豆腐か湯葉を、酒肴にまず一本飲る。
「手があいたら、そばがき、お願い」という。
蕎麦掻は昔から比叡山の阿舎利さんが千日苦行をやる時に、断食
の前に必ず食べるものだ。命を紡いでくれる大地の恵みに感謝しながら、
もう一本いただく。京都なら、このあたりで、にしんそばを注文したい。
よく味がしみこんだにしんをつまみに、伏見の女酒を燗にして飲む。
できたら、カウンターの中には、着物の似合う女性がいてほしい。
そうすると、にしんそばを食べる間に、2本は空になるだろう。
酔香の女将は、京都好きの笑顔がいい女性である。「ともちゃん」という。
お店の由来も京都にあるが、お店のしつらえも、どこか京都の香りがする。
そんな風情の中で、おいしい日本酒を飲みながら、ゆっくりした時間を
もちたい人には、たまらないお店になりそうだ。いよいよ「出番」だ。

昨日の夜は、わだちひろさんが、着物を着て、ピアノとウクレレを
ひきながら、独特の世界を歌いあげてもらった。後半戦は、いとうまさこ
さんが、小さなおもちゃみたいなピアノとうちにあるカイザーのピアノを
ひきながら、メルヘンティックな世界へ誘ってくれた。
彼女たちも。これからが、いろいろな場所で「出番」がまっている。

今日は定休日。
いい天気だ。木曜日は表参道にいって、煎茶のお稽古。

明日は「スケッチの会」




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