長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

花咲く街で茶会 秋の煎茶はいいね

2016-09-30 08:20:00 | Weblog

水曜日は、そんな地名で茶会があった。京成にのって30分ほどでつく駅から歩いてすぐのところだ。

毎週金曜日に、そこの主人が、庭に咲く季節季節の花をもってきてくれる。

玄関をくぐると、むらさきしきぶ、ほととぎす、白花桜蓼(しろはなさくらたで)など、茶人好みの

茶花が咲き乱れている。よく手入れされた松の横に、椿の白い蕾があった。秋一番に吹く風に

ちなんで、「初嵐」という。この花が咲くと、秋が始まる季語を感じ、それから冬にかけて、いろいろな

椿を愛でる季節がやってくる。

織田流煎茶道の先輩でもあり、茶以外にも、書や文学や酒などいろいろなことに造詣が深い。

最近は料理がめっぽううまうくなり、先日はパエリアをご相伴にあづかった。テーブルの上には、久保さん

の絵志野の大き目の徳利に、淡い紫色したほととぎすが投げ入れられている。人をもてなしするのに、「花」

ほど、ものいわぬ「おもてなし」はない。しかも、買ってきた洋花が、値段だけ高そうな花器に飾ってあったりするのは、

なんとなく花よりも、それを好む人の悪趣味が鼻につく。ま、そんな趣味の人の家に招かれることは稀有だが。

お茶会を入れて4時間もながいして、いわゆる「ながっちり」になってしまったが、いい時間というものはあっという間

に過ぎてしまう。

昨日はなんとかいう有名な大手出版社の取材。「おそば」の雑誌に紹介されるらしい。こないだも

そばの雑誌に「珈琲の美味い店」として紹介された。今回もそれに近い内容なので、取材にあわせて、

豆を焙煎し、米のお櫃で蒸らし、普通はざるそばなんかで使うざるに移して、ダメ豆を選別し、石臼で

珈琲豆を引き、久保さんの黄瀬戸の珈琲ドリッパーで珈琲を入れ、カメラマンたちがきたので、その一連の作業

と道具を写真にしてもらい、ガレットを焼き・・・・ほんとうに、自分でいうのもへんだけど、普通のこーひーやさん

より、いろいろ手間がかかることをやっている。

その後は、骨董屋さんから電話があって「いいものを見せてあげる」とのことで、でかけていった。

ちょうど今日が「二階で普茶料理」の日で、その時つかうにぴったりの漆の器たちだったので、ていねいに

コンポしてもらって、抱きかかえながら家路についた。今年いっぱい分のおこづかいが空になったけど、

洗心というか、禅をして、かゆをいただき、空っぽになった器を洗ったような気分。

1日(土) 鼓と笛の“縁”奏会

演奏:望月朴清(邦楽囃子 小鼓)・竹井 誠(笛・尺八)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲・付き)

 

23日(日) 布ナプキンのワークショップ

布ナプキンの作り方や使い方をやさしく学びます。

15時開始 ¥3,000(蕎麦・珈琲・付き)

 

28日(金) LUNAライブ

演奏:LUNA(歌)・黒田京子(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲・付き)

 

 


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