長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

山口へおいでませ!

2015-08-24 07:36:17 | Weblog

新婚さんいらっしゃい、の「いらっしゃい」の山口弁。

30年以上、たぶん毎年2回くらい九州まで車で往復している。

その間、取引先が九州にかなりあったので、100回以上往復しているけど、

山口に泊ったのははじめて。しかも「宇部空港」を利用したのも初めて。海も街も

近くて、とてもフレンドリーな山口の玄関口だ。

昨日は、そこで「やまね組」のコンサートがあった。空港から近くの民家に、40人くらい

入るスタジオがあり、そこにスタインウェイのクラシックなピアノが鎮座している。

宇部興産の城下町であり、昔から芸術や文化が盛んな土地にふさわしい、肩肘の

はらない、小さなコンサートホールで、クラリネット二人、藤田さんのピアノという、

天下無敵のユニットで、素敵な音楽を堪能した。やまねさんの音楽のT先生も終始にこやかに

演奏を楽しんでおられた。大石学、国貞雅子の恩師でもある。まさに「師を見つけた弟子の力」

みたいなものを感じるかたである。

天真庵でお花のお稽古をつけてくださった原田先生とおも2年ぶりにお会いできた。

齢80を超えても、この地から毎月上京されて、不肖わたくしたちに、花を通じて、人生を

教えてくれた恩師である。山口は松下村塾の産まれた街でもある。立派な人がいた街には、

立派な寺子屋があり、そこに「人」が育っていく。なんやかんやと、かしましい時代で、

政治も経済もいきずまりを感じるけど、こうゆう時代だからこそ、もう一度、「寺子屋」

みたいな、共に学び遊び育つ、「共育」の場みたいなもんが必要な時代ではなかろうかしらん。

昨日は下関で「馬関祭り」があった。開場の近くに下関の台所の「唐戸市場」がある。

ぼくが育った対岸の北九州小倉には「旦過市場」がある。このふたつの市場を見ると、

この土地が育んできた「食育」の真髄みたいなものが見えてきておもしろい。

前日の朝ごはんは、そこの市場の二階に喫茶店でモーニングを食べた。レジに

甥っ子に似た関取の写真があった。帰りの飛行機がいっしょになった。

不思議な縁だ。

これから卵かけごはん。夜は「順受の会」  

 

 


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