昔から放浪というか旅することが好きなので、全国を
くまなく旅してきたが、日光にはいったことがなかった。
先日初めていった。
まず、関越で高崎までいき、群馬県立近代美術館の「白井晟一展」(11月3日まで)を見る。見れば見るだけ、知れば知るだけ、深みにはまっていき、煩悶しそうな気もする。
8月の東京造形大学もよかったけど、今回は、緑に囲まれた美術館の中で
ゆっくりと、白井晟一の「哲」を堪能した。いや、やはり煩悶した。
晶文社から、「無窓」(白井晟一)の普及版が出た。美術館で購入し、群馬の
山奥にある秘湯につかり、そこの主人が打った田舎風の手打ち蕎麦を
手繰った後、囲炉裏端で、地酒の水芭蕉を飲みながら、本を読み出した。
ぜひ読んでもらいたい本だ。
松山巖氏の解説を紹介
「白井晟一の文章はいまこそ読まれるべきである。いやむしろ一見すれば豊かだが、
この淋しくも乏しい二十一世紀に生きる我々であればこそ、彼の了見は理解されるのではなかろうか。」
この本の表紙の写真には、白井さんが揮毫した「日光」だ。それが「無窓」と
ピッタリではあるが、あまり解説すると読む楽しみが減るので、次の朝、
ナビを頼りに日光へ初めていった。まだ紅葉には早かったが、最中だと車の
渋滞がひどく、ゆえに、これまで行く気がしなかったところだ。
その後桐生の大川美術館にいった。画廊を始めるきっかけになった美術館。
桐生の小高い丘の中にあり、故・大川氏のコレクションを中心に展示されている。
喫茶室の窓からは、四十雀や、ヤマガラなどの小鳥がひんぱんに、遊びにくる様子や、
昔は、たぬきなどもよく見かけた。初めていった時には、在りし日の元気な管長が、
自らふるいオルゴールをかけてくれた。
緑と小鳥の声とオルゴールをBJMにしながら、珈琲を飲む。
こんな幸せな時空はない。
明日は「エリカ庵」
猛暑の後に、急に冷え込んだりして、体が悲鳴をあげたり、
風邪をひいている人が多そう。
この辺りでリセットが必要かも。
明後日は「竹細工」 新しい先生が大分からやってくる。
10月も、いろいろなイベントが目白押し。
くまなく旅してきたが、日光にはいったことがなかった。
先日初めていった。
まず、関越で高崎までいき、群馬県立近代美術館の「白井晟一展」(11月3日まで)を見る。見れば見るだけ、知れば知るだけ、深みにはまっていき、煩悶しそうな気もする。
8月の東京造形大学もよかったけど、今回は、緑に囲まれた美術館の中で
ゆっくりと、白井晟一の「哲」を堪能した。いや、やはり煩悶した。
晶文社から、「無窓」(白井晟一)の普及版が出た。美術館で購入し、群馬の
山奥にある秘湯につかり、そこの主人が打った田舎風の手打ち蕎麦を
手繰った後、囲炉裏端で、地酒の水芭蕉を飲みながら、本を読み出した。
ぜひ読んでもらいたい本だ。
松山巖氏の解説を紹介
「白井晟一の文章はいまこそ読まれるべきである。いやむしろ一見すれば豊かだが、
この淋しくも乏しい二十一世紀に生きる我々であればこそ、彼の了見は理解されるのではなかろうか。」
この本の表紙の写真には、白井さんが揮毫した「日光」だ。それが「無窓」と
ピッタリではあるが、あまり解説すると読む楽しみが減るので、次の朝、
ナビを頼りに日光へ初めていった。まだ紅葉には早かったが、最中だと車の
渋滞がひどく、ゆえに、これまで行く気がしなかったところだ。
その後桐生の大川美術館にいった。画廊を始めるきっかけになった美術館。
桐生の小高い丘の中にあり、故・大川氏のコレクションを中心に展示されている。
喫茶室の窓からは、四十雀や、ヤマガラなどの小鳥がひんぱんに、遊びにくる様子や、
昔は、たぬきなどもよく見かけた。初めていった時には、在りし日の元気な管長が、
自らふるいオルゴールをかけてくれた。
緑と小鳥の声とオルゴールをBJMにしながら、珈琲を飲む。
こんな幸せな時空はない。
明日は「エリカ庵」
猛暑の後に、急に冷え込んだりして、体が悲鳴をあげたり、
風邪をひいている人が多そう。
この辺りでリセットが必要かも。
明後日は「竹細工」 新しい先生が大分からやってくる。
10月も、いろいろなイベントが目白押し。
「現代の墓標」確かに「哲」を貫く「鉄人」です。ご紹介いただき感謝しております。