長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日は、大石学さんのライブ

2012-07-19 08:17:37 | Weblog
先月大石学さんから、新しいCD「gift」がおくられてきた。
今月号のジャズライフという雑誌にも大きく紹介され、注目されているアルバム。
世界中が混沌としたり、311という未曽有の大災害、8月には、大石学トリオ
のドラマーとして無為の親友だったセシルモンローの突然の事故死・・・そんな
ショッキングなことを体験し、感謝する気持ち、何か自分でできることを贈る気持ち、
そんな「思い」がいっぱいつまっているアルバム。今日のライブも「gift」。

友達や家族、兄弟。家や車、お金・・・みんな「借り物」。
神様が必要なものを、必要な人に、必要なぶんだけ、期間限定で
貸していただく。必要でなくなったら、お返しする。これも「gift」かも。
「自分のもの」なんか思うと、いろいろややこしい問題がおきてくる。
芸術も音楽も人生も、こころひとつのおきどころ、が肝心やね、やっぱり。

今日は、大石さんの恩師や、その恩師を「生涯の師」だと尊敬する音楽家
たちも、お客さんとしてやってくる。自分の担当の子供のいじめを、見て
見ぬふりをする昨今の教師たちとは、雲泥の差を感じる。
親子は一世、夫婦は二世、師弟は永世。
たまたま、「ねっと31」ライブでよく歌ってくれる国貞雅子も、師弟関係
にある。今日は彼女がお客さんとしてくるけど、数曲くらい歌って
くれたら、ビッグなGIFTになる。大石さんと国貞さんの歌が聞こえたら、
セシルが生前よくやったように、天真庵の扉をあけて、「近くのものですが、
少し音がうるさいので、文句をいいにきました」と笑いながらきそうな予感。

ジャズの人気が少し低迷している感があるけど、今みたいに、閉そく感が漂い、
うっぷんした気持ちをどうやって解消しようか、みたいな時代に、
とてつもなく気持ちをやさしくしてくれる音楽だと思う。
「gift」を聴くと、一日やさしくなれる。

今日は、注目のそば職人もくるので、こちらも緊張して蕎麦を打った。
今発売されている雑誌「BRUTUS」で紹介された。「ら すとらあだ」という
お店のオーナー。お店の名前からして、ハイカラな感じがする。
きっと、大石さんのジャズあたりが流れているに違いない。


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