長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

自分探し

2008-05-03 07:06:45 | Weblog
昨日のブログのコメントにあるように、昨日着物の似合う二人が
遊びにきた。うちのお店も古色蒼然として、まだまだ昭和の息吹が
ただよっているけど、その二人も、負けずに「昭和」だった。

30年前まで住んでいた文花のアパートを探しにきたが見つからない、
ということだった。ちょうどその時に、この街で生まれ育ち、60有余年
もこの街で生き暮らし、東に病気のおじいちゃんがいれば、飛んでいき、
がんばれと励まし、西に足が悪くて銀行にいけないおばあちゃんがいれば、
おれがいってやる、といって、自腹でタクシーにのって、貸し金庫の中の
ものをもってきてあげる、そんな男になりたい、けど、きっと誰もなれない
くらい、親切な経師屋さんが、座っていた。ので、なんとか、見つかったみたいだ


でもきっと、昭和の時代というのは、みんなお金もなかったけど、
今よりも、みんなで力をあわせ、明日に向かって、希望をもちながら、
生きていた時代だ。

十間橋通りは、最近「ほぼシャッター通り」になりつつあるけど、まだまだ
ここに住んでいる人たちは、いい人がたくさんいて、いい。


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4 コメント

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昭和の片割れ (ryo)
2008-05-03 17:34:46
昨日お伺いした『昭和』の片割れです。
おいしいコーヒーとチーズケーキと貴重な昔話。
ありがとうございました。

私は初めて訪れたのですが、街も人もとてもあたたかでした。


路地を歩いていると、何組も井戸端会議に遭遇。

ゆるやかな時の流れ。いいです。
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Unknown (天真)
2008-05-04 06:26:16
>昭和の片割れさん
素敵な着物姿が、この街に溶け込んでいました。
路地裏のひだまり、みたいなあたたかさが、とても新鮮ですね。
「ねこ」なんかも、幸せそうにしています・・・


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Unknown (tomo-s)
2008-05-04 12:44:37
その街が住みやすい場所なのかを見極めるひとつの方法に、「猫をよく見かけるか」というのがあるそうです。

山形の田舎からそれぞれ東京に出てきた僕の両親が、一緒に生活する場として、文花を選んだことが息子としても嬉しい。

今度、母親を連れてまた伺います。
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Unknown (天真)
2008-05-06 07:01:51
いい話ですね!素敵な両親だ。
お待ちしています。
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