長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

なまくさ坊主 いや、なまず坊主

2011-04-12 08:42:28 | Weblog
天真庵を池袋に結んだころ、だからかれこれ15年くらい前に、
不思議なオーディオを買った。
世界5000代限定でボーズがつくった、パンフも名前もない、
値段も一円も負けない・・・そんな「ないないずくし」のものだった。
ちょうど、友だちがマルチメディアの会社をやっていて、2000万くらい
かけてオーディオルームをつくり、完成したときに、その部屋でホイットニー
ヒューストンのCDを聴きながらワインを飲んでいた。すごくいい音だったけど、
その会社の社長、つまり友だちが、「ちょっと気にいらない話がある」
といって、彼の社長室にいって、同じCDをかけたら、同じような音がした。
「あちらは2000万。こちらは25万・・・あまり音がかわらない」
ということだった。確かに、1975万の差は、感じられなかった。
それが、このボーズのオーディオだ。それから間もなく、飛び込み営業で
営業マンがやってきたので、名刺を交換しただけで、音も聴かず、話もせずに
ボーズがやってきた。

それからまったく故障なしに、毎日いい音楽がきけた。
3月11日、つまりあの地震がくる日の午前中に、CDが
聞こえなくなった。それでラジオにしていたら、地震がきた。
まるで、なまずが地震を予知していたみたいに。
そして、昨日、ジャズの歌姫がカウンターにとまり、コルトレーンを
聴いていたら、突然、とまった。外を見たら、また不気味な黒い雲が覆い、
スカイツリーもその中にいた。「今日もくるかも」といい、カウンターに
座っていた陶芸家の渡辺愛子さんにも「かえったほうがいいで」といって、
ふたりを帰した。その後に、やはり大きなものがきた。
なまずみたいなボーズ。「なまず坊主」だ。

夜は「易の勉強会」だった。雨がふり、地震で電車がおくれたりしたけど、
ドタキャンどころかドタサンもあり、生徒が10名になった。易の先生も
占えないような事態だ。伊賀や甲賀が忍者の里になったみたいに、押上
が「占の里」になり、十間橋の川端やスカイツリーの周りに、「押上の母」
が・・というのもあながち絵空事ではなかったりして?

今日は「英語で蕎麦会」
連日参加の人もいる。「易」と「英語」ができたら、
世界中で活躍できるわ、きっと。
昨日は「ダメ中」の人たちもきた。「易」と「中国語」ができても
いいわね。
それぞれが、「自分のできること」で、人の役にたっていく。
みんながそんな気持ちになって、動き始めたらいい。
能書きや評論家みたいなことを、くだぐだいっている暇があったら、
動くことだ。

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