長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日はスケッチの会  おもろい会やで ほんま

2012-07-21 08:21:20 | Weblog
ほんとうは、おもろい先生がいるんだけど、本業が忙しくなってきたので、
弟子たちが、自習をする会。不定期に集まり、お店の中の器とか、花とか、
好きなものを描いて、楽しくやっている。そして、その後に蕎麦会。
最近の蕎麦会は、「人生観が変わるくらい美味い酒」が登場する。
うますぎて、自分がお客さまをさしおき、がぶがぶ飲んでいるような気がする。
気のおけない人たちと飲んだり、食べたりするのが、一番いい。
先生はしばらくいないけど、自主的に集まって絵を描いている、というひたむきさ
が、いい。習いごとは、最終的には「自分の問題」だと思う。「習う」なんていう
なまやさしい姿勢では、ものにならない。

昨日大石さんから、電話があった。今どき携帯電話をもたない、アナログ
な人で、自宅からぼくの携帯(携帯していない、お店の代表になった電話)にかかって
きた。お礼と前日のライブの感想を話しあう。その時に、カウンターにいたアーティスト
が、ポツリとつぶやいた。「やはり一流になる人は、違うな!」
古武士、とかいわれる大石さん。ストイックで人を寄せ付けないような雰囲気もあるけど、
実はとてもやさしくて、人間的で、礼儀礼節がしっかりとしている人だ。
ひとつひとつの音を大切にする姿は、出会う人のひとりひとりを大切にしている生き方なんだと
思う。

調律をしてくれカリスマ調律師も、超一流の人だ。
彼が「おはようございます」と入ってきた瞬間から、その日の
舞台の空気が凛としてくる。器も好きで、ときどき久保さんの器を
買っていかれたりする。音楽とは、その場の雰囲気、照明や調度品、もちろん人
など総合的なものが、雰囲気を醸し出す。調律が終わった後に、うすいベニアが
ほしい、といわれた。手元にあったサイフォンのかきまぜ棒に視線。「どうぞ」と
いうと、それを上手にけずって、ピアノの足の台にはめた。
毎朝蕎麦をのす棒のことを「びんぼう」と呼んでいるが、こちらの棒も短くなって
「びんぼう」になった。でも来週の水曜日と木曜日は、このびんぼうが、豊かな
香りをだすサイフォン珈琲の秘儀を、ミスサイフォンめざす女子たちに伝授する予定。

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