長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

本日は茶事のためお店はお休み

2013-12-21 08:24:35 | Weblog

先週のNHKの「和食」は、すばらしい番組だった。

どこのお店が予約がとらない、とか、星がいくつでボリボリとか、どうでもいいような

ことが、基準になっているような昨今、和食の根源、出汁、そのまたもとの「麹」に焦点を

あてた番組構成が見事だった。京都の底力をあらためて知ることにもなった。

それを見たお客さんの反応もよく、関連してその番組をつくった

人のにいちゃんがやってくれる「長屋で女史会」も、そろそろ定員オーバーが近づきつつある。

今日の新聞に老人が食べやすい「ソフト食」を開発した女性の話がでていた。57歳にして大学

にいって勉強をし、試行錯誤しながら、どうやって老人たちが食欲と生きがいを感じる「食」を

つくっていくかに尽力した話。言ったもんがちの「料理研究家」とかいう人たちに、ぜひ読んで

ほしい内容だった。

その番組と時に、吉永小百合さんの「北のカナリアたち」があったので録画していっしょに見た。

♪歌を忘れたカナリアは・・・・・日本で最初にレコードになった童謡。作詞は西條八十翁だ。

話題のアニメ「風たちぬ」にも、翁の詩がでてくる。名前は知られていないけど、翁のつくった歌

は平成になった今でも、日本人のこころの原風景の中の風みたいな存在だ。

昨日は西條八十のひ孫にあたるりんちゃんが家族で蕎麦を手繰りにこられた。

ぼくが修行している織田流煎茶道の家元の娘でもあり、彼女が大学生のころからよく知っていて、

天真庵の音楽や、ガレットも彼女がヒントをくれたものだ。影の恩人でもある。最近宮崎の青年

と結婚され、その彼もりんちゃんといっしょに熱心に煎茶道を歩む同志の桜である。

余談だが、軍歌の「同期の桜」も、西條八十の作。♪きさまとおーれとーは~どおきのさーくーらー、ボリボリ。

夜は冷え込んだけど、月に一度の「タイムドメイン祭り」。酒や酒肴やCDを持ちこんで、それぞれの「今」

を語りながら飲む会。最後の晩餐に何を食べたい?ときかれたら、なんでもいいけど、「気のおけない仲間たちと、

笑いながら楽しい時間をすごす宴をやりたい」と思う。そんな典型みたいな会で、10年以上も続いている。

雨の日も、雪の日も10年以上はこんでこられるイワジーも、昨日は飲みすぎて、千鳥足で帰っていかれた。

ある意味、売茶翁みたいな翁になりつつある。

明日は京都から女売茶翁みたいな好日居の主人がきて、お茶会。

16時で閉店し、お店では「蕎麦打ち」がある。蕎麦打ちといえば30日の午後の「初めて打つ蕎麦を年越し蕎麦にする会」

の人数がいっぱいになった。日付変更線を超えない内に、打ち終わることを目標にしたい。

23日(月・祝)も16時まで営業。19時から「上原英里さんのシャンソン」。すでに満席を少し超えたけど、

すごく楽しみな会。彼女のシャンソンを聴いていると、瞬間的にパリのカフェでほぼぶらじるを飲んで

いるような気分になる。

 

 


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