長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

いろいろな場所に「ゆずりは」が・・・

2016-02-27 08:53:21 | Weblog

正月のかがみおもちなどを飾るときに、しく葉っぱを「ゆずりは」という。

新しい葉っぱがでる時に、古い葉っぱが枯れおちるところから、新旧の交代

の縁起をはかり、新年になると飾ってきたらしい。日本人てほんとうはすごかった、

と思う。古いものが、新しいものにうまく継承されていけばいいけど、と最近いろいろな

ものを見るにつけ思う。

先日bunkanにいったら、素敵な音楽がかかっていた。3月から新しく店長になるぼっちゃんの

みたてらしい。ここも新旧交代。すぐにネットで注文したら昨日きた。奇しくもうちで毎年ボサノバのライブをやって

くれるアーティストとときどきいっしょにユニットをくんで活動していた人らしい。一昨年若くして

旅だたれたけど、澄んだ歌声は天使みたいでいい。昨日はインヨガの後、全員と黒豆茶(

この日は蕎麦の後に珈琲か黒豆茶がでる。昨日は全員黒豆茶。ほぼぶらじるホール負け)

を飲みながら聴いた。ヨガでこころがからっぽになると、五感がさえわたり、音楽もアーティストの息使い

までもが感じ取れるようなかんじ。

二階の畳も新しくなった。そこで煎茶を入れ、床の間の花器に季節の花を投げ入れる。

それだけで、新しい空気に満たされる。

「喫茶去」な毎日毎日が一生。昨日は煎茶先輩が藪つばきを持参してくれて、凛然とした空気に

今朝もつつまれている。

申年って、なんとなく空気が違うような気がする。うまいこと新旧交代ができていくのかもなんばん。