長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

英語でポン引き?

2015-05-09 08:52:03 | Weblog

昨日は「英語で蕎麦会」だった。先月に続き、スカイツリーの広場で先生と生徒さん

が集まり、ガイジンさんに声をかけ、天真庵に連れてきて蕎麦会に参加してもらう、

という大胆な企画の第二弾。どの世界もビギーナーズラックというのがある。2度続けてガイジンさんを

ゲットというのは、常識的に無理ではなかろうか?などと思っていたら、先生から電話。

「オーストラリア人のカップルをゲットしました。焼酎は苦手らしく、北野エースでワインを

買っていきます」とのこと。まさに「英語でポン引き」だ。途中、「暗い道を通っていきますが、

怪しいもんじゃない」とか「蕎麦屋の主人は、昔からガンコもんが多いが、これからいくとこは

その典型みたいなとこ」とか英語で説明しながら?、到着。

「ほんとうに大丈夫?誘拐されたんでは?オレオレ詐欺?・・・」いろんなことが頭によぎるのでは

と思うんだが、ニコニコしながらやってきた。「はじめまして、ぼくはケンです」と英語でのたまうので、

「ぼくは、エーチャン。」と答えた。奥さんはメリーさん。まさに一世を風靡したスカイラインのCM

ソング、「ケンとメリー」。(注・ぼくの英語力で、勝手に聞こえたことを表現しているので、ひょっとしたら

「ゲンとモレイ」とか、すこし違うかもなんばん)

昨日は蕎麦が途中で売り切れになったので、そばがきとオリーブオイル&スパイスで、ワインの

前菜にした。よく池袋時代にガイジンさんたちがワインを飲みにきたころやっていた料理。

昨日もフキなどの春の山菜がやまのごとくあったので、それもワインのアテにした。けっこういける。

ケンはぼくとおなじく「アラカン年」ぼくの英語力では表現できないので、先生に頼んで、「日本では

ぼくらの年のことをアラカンという。カンレキとは60歳。そしてあと10年もすると、ちがうアラカンになる。

それは、棺桶のカンだ」というのを英語にしてもらったら、大いに盛り上がり、「オーストラリアの父は

94歳だから、アラカンだ」と流暢な英語が帰ってきた。なかなか駅前や都心の英会話スクールでは味わえ

ない生きた英語を酒肴にワインがすすむ。

今朝の新聞によると、昨年度のスカイツリーの観光客はだいぶ減ったらしい。でもガイジンさん

は2倍近くきている、ということだ。この企画がどこまで続くか知らないけど、「不思議な出会い記念日」

が多いほど、人生はだんぜん面白い。

いい友達がいっぱいいるのは幸せなことだ。いい友達をつくるには、まず自分がいい友達に

なることやし、いい友達を作ろうと、積極的に行動することだと思う。