長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

日本三鳴鳥

2014-09-12 08:26:05 | Weblog

コマドリ、ホトトギズ、オオルリの3つのことをいう。

小さいころ、家の隣が「小鳥屋」で、そこの主人が毎日、

とりもち(鳥を捕獲する時に使うもち)をつくったり、鳥かごをつくったり

するのを見るのが好きだった。少し大きくなった時、近所の山に「めじろとり」

に連れていってもらったことがある。そのころその主人が、メジロ、やまがら、四十雀、

ジョウビタキ、ウソ、こがら・・・などいろいろな小鳥の鳴き声と名前を教えてくれた。

半世紀以上も前のことだけど、今でも山歩きなどをして鳥の声をきくと、そのころ覚えた

ものがさっとでてくる。

家の庭には、植物のほととぎすがいっぱい咲いている。薄紫の花に斑点の模様があり、

それが鳥のうぐいすと似ているところか命名された。

「花は野にあるごとく」と利休先生はのたまった。華人といわれる人たちも花屋から調達するのが

当たり前になった便利な時代だけど、「どんな風に咲いているか」というのを見るのは大事なことだ。

ほととぎすは、一輪差しに一本投げこむのが一番だけど、鳥が飛び立つような姿のものを、そのまま

さっと投げこむのが、いい。

今日は「タイムドメイン」

池袋時代から、気のおけない仲間たちが、好きなCD、お酒、酒肴を持ちこんで、わいわいサロン

みたいな宴。

時鳥(ほととぎす)厠(かわや)半ばに 出かねたり (夏目漱石が立命館の創業者西園寺公望におくった俳句)