長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

TKGとNSP

2012-06-12 08:18:01 | Weblog
昨日は月曜日なので、TKG(卵かけごはん)。
働きにいく人にとって、月曜日の朝はエンジンがかかりにくい。
そんなエンジンをすぐに元気にするのが、朝食、日本人の朝食と
いえば、やはり卵かけごはんが一番ではなかろうか?

昨日はその後はお店は「臨時休業」にした。
NSP・・・そんなフォークグループが昔あった!
♪夕暮れどきは さみしそう とてもひとりじゃ いられなあい~

昨日はNSP(日本再生プログラム推進フォーラム)というNPO法人の
全国交流会が押上であった。スカイツリーを見学して、絵温故知新よろしく、
新しい街と古い下町を歩きながら、「今」を語りあおう、みたいなイベント。
無駄のない縁でそこの会長とは、10年以上もつきあいがあるので、特別講演を承諾して、1時間
しゃべった。その後会長や同志の人たちと質疑応答をした。もともと、自分が歩いてきた道を
振り返ることをしない正確なうえ、方向音痴と先天的な健忘症がひどく、「いつ、どこでなにをしていた」
と理路整然といえるものが、頭の中にない。

ツリーの最上階から東京の街を見た。遠くサンシャインが見えた。一番長く住み仕事をし、遊んでいた「ブクロ(池袋)」だ。
その左手に摩天楼の新宿が見える。そこから錦糸町界隈までは、ほんとうに、ビルビルビル。押上界隈を見たら、
北十間側に面した浅草通りの先に、十間橋が見えた。サカサツリーをシャッターに収めようとするカメラマン
たちが、小さく見えた。そのバインダーの先の客体の中にいる不思議を感じながら、左のほうに目をやると、
天真庵が見えた。押上小学区付近に目を移すと、「木密地帯」が見えた。防犯のためには、危険だといわれている
地域だけど、ビルビルビルの界隈よりは、人間が住むにふさわしい地域に見える。徳川家康が江戸を開いて400年に
なるけど、江戸らしい東京は、希少な聖地でもある。江戸にもどることはできないけど、日本人や芸術家や文人墨客が
一番輝いていたころに波動をあわせてみると、古いも新しいもない「ホンモノ」の真髄にふれることが多し。

講演が終わって、全国から集まった多士済々なリーダーさんたちと長屋の街を通って、天真庵まで歩いてみた。
ちょうど英語の岩本先生の長屋のところにくると、おどろいたネズミが、家の上の電線をあわてて渡って、向かいの
家へ逃げていた。「なんだかしらね~けど、おれたちの住む場所も、かしましくなりあがった」
といっているみたいだった。安心して暮らせる場所、安心して仕事ができる場所・・・そんなあたりまえの「場」
を、まじめにみんなで考える時代まで、日本人がおいこまれた。ひとりひとりの「これからの一歩」が大事。

今日は「英語で蕎麦会」
岩本先生が、ニコニコしながら英語を教えてくれる。新人も登場。
この夏に、岩本家にも新人が誕生する。
温故知新。100年くらい続く塾にしたいと思う。論語の会が17年、英語が12年
くらいになる。