長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

♪どじょうがでてきてこんにちは・・

2012-06-08 08:10:42 | Weblog
川の中で土とたわむれながら、飄々と生きる・・・
どじょうには、そんな無為自然な神仙思想の代表みたいなイメージがある。
ぼくらの国の代表である「どじょう」には、国民からも時代を変える
多大な期待がかかっていたけど、期待はずれに終わりそうな感がつよくなった。
最近は「どじょう」改め、「そばやの釜」とかいわれているらしい。
関西では「うどんやの釜」という。「ゆー(湯)だけ」、という意味だ。

ツイッターとかfacebookの登場で、誰もが勝手気ままに発信できる世界ができて、
それはそれで、世の中を少し変えてきたけど、「ゆーだけ」の薄っぺらな人間を
増やし続けているようにも思う。陰陽ではないけど、何事にも両面があるものだ。
どじょうではなく土壌、つまり土台をしっかりつくっておかないと、いろいろな
洪水に流されそな昨今。

今日は「土をこねる日」。「こねる」という雑貨の女主人・まいかさんがやてきて、
ねんどを楽しむ会。天真庵デビューが幼稚園だったみくちゃんも小学5年生になり、
元気にこの会に参加している。ネットなどで「つながってる」という感覚は大事だけど、家族
みたいに、どななことがあっても、現実の世界で「ずっと続く」という「繋がりの強さ」のほうが、
時代的には、もっと大切ではなかろうか?この会は「家族」を感じられる会で毎月が楽しみ。
「今起きた・・・ボリボリ」とかいうつぶやきに反応する関係は、実際に風邪をひいても
お見舞いにくることもないし、「今死んだ・・・ボリボリ」になっても、「イイネ」で終わって
しまうようなもんかも?

庭に植えたみょうとなすが、元気に成長している。「土」というのは、
ほんとうに、「すごい」と思う。都会で住んでいるぼくらの足の先にも、
きっと先人から遺伝されたものが根粒として残っていて、「土」を求めて
いるはずだ。今は、そんな時代ではなかろうか、と、ふと思ったりする今日このごろ。