長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

底冷え

2012-02-02 09:33:07 | Weblog
学生時代に京都に住んでいる時、「底冷え」というのを
始めて体感した。東京も今日は「底冷え」。
世の中も、鍋の底か、すり鉢の底くらいに、追い込まれてきた感があるが、
ここからがふんばりどころか。
禅の言葉に「好喜の底」というようなのがある。腹の底から喜ぶ、
そのような意味だと思う。いろいろなことがいきずまってきても、上を
向いたら青い空がひらけているし、こころの底から喜びを感じたり、
いろいろな縁に感謝しながら毎日通っていけば、道がひらけるのではなかろうか?
今朝は寒い中、煎茶を入れている瞬間にそんなことを感じた。

木曜日は「織田流煎茶道のお稽古」
一服のお茶の中の刹那に、幸せを感じる。こんないいものをせっかく古人
が伝えてくれたので、知らずに死んでいくのは、日本人としてうまれて
きて、もったいない気がする。

明日2月3日は、「臨時休業」  夜の「ねんどの会」はやります。
ワカこと吉若徹さんの分骨式があるので、それに出席。
ワカが去ってはやくも2年。光陰矢のごとし。
「生きているうちに、したいことをする」そんな言葉を言い残して
風のように旅だった。