長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

いしおか 雛巡り

2012-02-16 08:25:59 | Weblog
茨城県は、ひな祭りが盛んだ。たぶん日本一ではなかろうか?
天真庵で使っている石臼の里も、真壁という石で有名なところだが、
真壁もこの時期は、「ひな祭り」をやっている。昨年の震災で、報道は
少なかったけど、地震の揺れ、という点では、茨城が一番被害が大きかった。

でも、町おこしのために、「自分たちが
楽しめて、訪れる人も楽しくする」ような人たちが元気な町は元気だ。
常陸国府館という常設展示場にいって、駐車場を聴いたら、スタッフの女性が
親切に教えてくれた。そこには、福岡から寄贈された昭和4年のおひなさまが
飾ってあった。なんだかわからないけど、ロマンを感じて熱くなった。

つぎに「町かど情報センター」にいく。竜にのった平清盛のおひなさま?
石岡は、かつては常陸の国の中心で、しかも平家の発症の地でもある。
町の中の神社やお寺、蔵や古い家のたたずまいを観ていても文化の香りが
する。こんな町を、栄えた古い時代の波動にあわせて、歩いていると、幸せ
な気持ちになる。そこでは、お茶をごちそうになった。一煎いただいて、
「ごちそうさま」といい、席をたとうとしたら、「もう一煎いかがですか?」
と、ご婦人が聞く。酒蔵に寄る予定があるので、「じゅうぶんいただいたので、ご自煎ください」
といったのに、二煎目がでてきた。「このあたりでは、一煎は、仏のお茶といい、二煎目も 
いただくのがならわしなんですよ」といわれた。京都のお茶づけと反対で、なんだかうれしくなって
二煎目もいただく。付け加えると、精神的な文化度が高い町には、「茶の文化」がしっかり根付いていて、
いいお菓子屋や、喫茶店などが必ずある。

とても温かい気持ちになって、てくてくと「府中誉」にいって、「渡舟」を買い、またてくてくと一升瓶を
かかえて、古い蔵を改装した喫茶店にいって、能面を鑑賞しながら、サイフォン珈琲を飲む。
月に一度か二度は、石岡や八郷にいって、そばを食べたり、野菜料理を堪能したり、酒を飲んだりしているけど、
「飽きない」どころか、ますます好きになっていく。

明日は「ダメ中」
なんやら、明日はまいこ先生が「すいぎょうざ」をつくってくれ、それを
教材?にするらしい。なんやら楽しみだ。
19日(日)は「エリカ庵」
どうやらリカさんが、竹にはまって、大分の別府に活動の場を移すことに
なりそうだ。今年は、みんなそれぞれ、新しいことに挑戦していく年に
なりそうだ。辰年に旅立つ。旅はいい。みん
な生きている間は、「旅の途中」。