長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ああ、茶は最高

2012-02-23 09:39:41 | Weblog
昨日は「無茶しぃの会」だった。
床の間に木庵の書を飾り、古瀬戸の花器に柳と椿を投げ入れ、
十間橋通りにあるお菓子の名店「ながしま」で、豆大福を調達し、
静岡は御殿場にあるお茶屋の煎茶をいれた。
日差しは春めいてきたけど、まだ肌寒い天真庵の二階の囲炉裏に
炭をさし、南部鉄瓶の口から、こころあたたまる湯気がたちこめ、
部屋の中を浄化してくれる。涼炉の上においた素焼きのボーフラからも
白い湯気。

茶櫃の中にある茶道具、急須、茶入れ、茶巾筒、蓋置き、茶合、茶托、茶碗などを
並べ、川の流れるような自然な所作で、茶を入れ、主客合一というか、同じ時代の
流れに身をおく刹那を思い切り感謝しながら、茶に興じる。
李朝のバンダヂの上に飾った「寒山拾得」の「白日青山に遊ぶ」の神仙の世界を
五感で感じる。

来月は21日(水)が無茶しぃの会。25日(日)も。

24日(金)が「TQの会」(元気の約束手形シールの謎解き会)
この会は、界隈のカフェの店主や、農業関係者、芸術家など多士済々の
面々が集まり、楽しい会になる。


25日(土)が花のお稽古。夜が「二階で落語かい」
大手IT企業を卒業して、噺家の道を歩むことになった千里家万馬くんが
プロになって始めて「ちりとてちん」をやる。2000円(そば会つき)

26日が竹。夜は「無茶しぃの会」(19時から)
27日が「順受の会」今年は「易経」を勉強。たがをしめる、みたいにこの会の
存在が大きくなってきた。

3月14日(水)に、やまねさんがヨーロッパで活躍するピアニスト伊藤野笛さんと
演奏会をやることになった。春を先取りするような音楽会。5000円(そば会つき)


3月30日は、トリフォニーホールで、赤松林太郎くんのピアノの演奏会がある。
だいぶ頭角を現してきたけど、彼の舞台は近いうちに「世界」になると思う。
詳細は、彼のブログを見にいって・・
天真庵は次の日から、しばらく春休み。

やまねさんも、林太郎君も、月に一度、原田先生のもとで、花のお稽古をつけて
もらっている。同門の同志だ。志を同じにした人たちと、肝胆相照らしながら、
花を生けたり、お茶を飲んだり、酒を飲む。こんなに楽しいことはない。
「静かに坐る」ところから、始まる。           感謝