長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

月曜の朝は卵かけごはん

2011-04-11 07:21:53 | Weblog
昨日のライブは、結局26人のお客さんがきた。
よくそんなに入って(2階に8名)、つぶれないものだ。
その分も計算して、夜明け前から蕎麦をうっていたが、
開店した2時間で完売した。珈琲豆も、米びつの米状態だったので、
1時間はやく3時に閉店して、ライブの準備をした。
前日こりこりをエリカ庵でほぐしていたので、元気にいっぱい蕎麦を
打った。今日の朝も、元気に蕎麦を打った。まるで蕎麦屋さんになったみたい・・

梅田千晶(ハープ)
坂田憲治(イーリアンパイプス)
奥村りん(フィドル/バイオリン)

の熱演だった。初めてイーリアンパイプが天真庵に登場。坂田くんも
こりこりさんと同じく、宮崎産だ。こりこりさんもジャンベをやる。
一番最初にジャズピアノで登場した荒武くんも宮崎だ。

ハープも初登場。7kもある楽器を元気にかついできて、天使のように
奏でてくれた。「ゆらぎ」のあるアイリッシュの音楽が、日本人の
繊細な琴線をじょうずに鳴らしてくれる。

奥村りんちゃんは、西條八十先生のひ孫さん。昨日は西條先生の娘さん、お孫さん、
ひ孫さんが、きてくれた。

仙崖和尚の言葉に
「親死ね 子死ね 孫死ね」というのがある。
初孫が生まれた時に、「和尚さん、何かおめでたい言葉をお願いします」
といわれ、書いた言葉。そのお客さんは最初は「なんて、失礼なことを・・」
と憤慨したらしい。すると和尚が、「では」・・といって、「孫死ね 子死ね 親死ね」
と書いたら、「そうか、順番に旅立つのが自然でいい」ということを納得したらしい。
今回の地震は、いたいげな子どもたちも、無慈悲に飲み込まれたりもした。
できたら、自然にさらさらと川が流れるように、人生をおくりたいと、つくづく
思う。

西條八十さんの墓碑の言葉。

「われらたのしくここにねむる 離ればなれに生まれ めぐりあり 短き時を愛に生きしふたり 悲しく別れたれど ここにまた 心となりてとこしえに寄りあいねむる」

詩人の魂は、ひ孫まで受け継がれ、吟遊詩人のように、フィドルやバイオリンを
使って、「今」を語り継いでいく。音楽、芸術って、ほんとうに素晴らしい。

今日は「易の勉強会」
明日が「英語で蕎麦会」
金曜日の夜は、天真庵がニューヨークになる。