長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ラブリー

2011-04-06 08:08:39 | Weblog
今日はお休み。ラブリーな1日。
震災から3週間がすぎ、東京でも桜が開花したり、
庭の池で冬眠していたメダカも日中は、泳ぎはじめた。
まだまだ自粛傾向で、活気がないけど、しばらくは縄文人
みたいに、低エネルギーで生きていく工夫は必要だけど、
それもまた大いなる自然の計らいなのだろう。
震災以来、休みには遠出せずに、ひとりで本をもってカフェ
にいったり、映画を見たりすることが多くなった。

nobieのコンサートの時に、戦車くんが「ラブリー」の
パンフをもってきてくれた。正確にいうと「JAZZ inn LOVELY」
という。名古屋にある老舗のジャズライブハウス。
4月16日(土)に、そこでnobie、伊藤志宏、小森耕造のトリオ
がライブをやることになった。6月4日(土)は、同じ町内会に
住んでいるドラムのセシル・モンローさんが、ピアノの大石学さん
と共演する。先日モンローさんが「大石さんから渡して、と頼まれた」
という新作のCDをいただき、毎日聴いている。パリで録音されたピアノ
の音の澄み方が、次元を超えている。みんなが「これから」をまじめに
考える「今」を予測していたような音楽だ。
名古屋や、京都には知り合いも多いけど、めっきりいかなくなった。

今日は「かっぽれ」。畳をあげて準備をしなくては・・
その前に、神さまたちに献茶をいれよう。

明日は織田流煎茶道のお稽古。今回の震災で、織田流煎茶道が活動の
中心になっている仙台界隈が、大きな被害にあい、存亡の危機にある。
形あるものは、いづれ壊れていく。でもそこに脈々と流れきた「こころ」
は永遠ではなかろうか。岡倉天心の隠居した六角堂も流されたらしいが、
「茶のこころ」は、永劫に引き継がれていくと思う。
今年から「茶」に、もう少し重点をおいてみたいと思う。