天然居士の独り言

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大磯町へ・・・

2023年01月24日 18時37分10秒 | 日記
 3日目の20日は、神奈川県の大磯町に行って来ました。
 大磯は、明治時代の政府の中枢にいた人たちの別荘がありました。
 そんな事から行ってみようかと思った次第です。

 大磯までは、東京駅まで新幹線で行って、
 そこで東海道線に乗り換えました。
 在来線で1時間強と言う感じです。
 途中、真っ白な富士山が見えて来ました。
 暖かだったからでしょうか、
 少し霞んでいましたが、やはり富士山は良いですね。
 大磯駅前に、エリザベス・サンダースホームの門がありました。
 エリザベス・サンダースホームはご存知の方も多いかと思いますが、
 三菱財閥の創業者の岩崎弥太郎の孫娘の澤田美喜が、
 戦後開いた児童養護施設です。
 施設内に澤田美喜の記念館があるのですが、休館日で観られませんでした。

 駅前からバスに乗って、
 神奈川県立城山(じょうやま)公園に行ってみました。
 城山公園は2つの地区に分かれていて、1つは旧三井財閥の別荘跡です。
 また三井財閥かとの思いもありましたが、
 ここには建物がほとんど残っていません。
 しかし、展望台からの富士山の眺めは素晴らしかったです。
 愛知県犬山市にある国宝の茶室如庵は、
 一時期この三井家の別荘にあったとの事で、
 今は如庵を模した茶室がありました。
 如庵は2018年5月28日に観た事があります。
 http://tennnennkozimitearu.seesaa.net/article/a66726747.html
 また、敷地内に大磯町の郷土資料館が建てられていました。

 城山公園のもう1つの地区が
 国道1号を挟んで反対側にある吉田茂の旧邸です。
 昭和20年代に建設され、吉田茂が住んでいましたが、
 2009年(平成21年)に焼失してしまいました。
 現在は、それが復元されて公開されています。
 詳しくは下記をご覧下さい。
 http://www.kanagawa-park.or.jp/ooisojoyama/

 城山公園の近くに手頃な昼食場所がないので駅に戻りました。
 うどん屋があり、大磯辺うどんと言うのがありました。
 竹輪1本の磯辺揚げが入っていました。
 とても美味しかったです。

 うどん屋から鴫立庵に行ってみました。
 鴫立庵は俳諧道場で、京都の落柿舎、滋賀の無名庵と並び、
 日本三大俳諧道場の一つとの事です。
 敷地内に建てられた石碑にある銘文「著盡湘南清絶地」から、
 「湘南発祥の地」とされています。
 名前は、西行の
 「こころなき 身にもあはれは 知られけり 鴫立沢の 秋の夕暮」から
 取っています。
 この歌には面白い話があります。
 下ネタですが、宜しければ下記をご覧下さい。
 https://blog.goo.ne.jp/tennnennkozi/s/%E9%B4%AB

 鴫立庵から島崎藤村の旧宅に行きました。
 島崎藤村は、晩年の約2年をこの家で過ごし、亡くなっています。
 昭和の普通の民家と言う感じでしたが、藤村は気に入っていたようです。

 更に、現在整備中の明治記念大磯邸園に行ってみました。
 「庭園のみ見学可、建物内見学不可」とあったので、
 建物の外観は観られると思ったのですが、建物は改修工事中でした。
 陸奥宗光と大隈重信の別邸が宙に浮いていました。
 工事が完了すると、良い公園になりそうです。

 バスに乗っている時に「統監道」とのバス停が気になりました。
 島崎藤村邸の解説の方に伺ったところ、
 伊藤博文が、1905年(明治38年)に、
 韓国に設置した統監府の初代統監に就任しました。
 その頃、伊藤が大磯駅と住まいの滄浪閣を往来する便を図るため、
 伊藤本人はもとより、多くの有力者からの寄付により道を整備したそうで、
 そのため、統監道と呼ばれるようになったそうです。
 現在も使われていて、車のすれ違いは困難な位の細い道でした。

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