天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

二ホンカワウソ・・・

2018年04月12日 19時39分10秒 | 日記
 ニホンカワウソはイタチ科の哺乳類で、
 かつては北海道から九州の水辺に生息していました。
 しかし、乱獲や環境の変化などで個体数が減少し、
 国内では1979年に高知県内で目撃されたのを最後に生息が確認されておらず、
 環境省が2012年に公表したレッドリストで「絶滅種」と位置づけました。

 長崎県の対馬でカワウソが目撃されたとのニュースがあったのは、2017年8月の事で、
 そのニュースを元に日記を書きました。
 しかし、この時は、環境省が本格的に調査した結果、
 採取したふんから、雄のユーラシアカワウソのDNAを検出したと発表して、
 残念ながら二ホンカワウソではなく、
 韓国やロシア・サハリンのカワウソと近縁であることが明確になりました。

 ところが、今度は、ニホンカワウソの目撃情報が
 栃木県那須町沼野井地区で相次いでいるとの事です。
 このため、町民有志でつくる「なす魚類調査クラブ」(山田正美会長)が
 カワウソに詳しい専門家に協力を求め、本格的な調査に乗り出すとのニュースが、
 下野新聞で報じられました。
 目撃情報は同クラブ員によるもので、昨年8月に1件、10月に2件と続きました。
 昨年12月にはクラブ員が川辺の土管の中で、
 ニホンカワウソとよく似た7センチほどの足跡を見つけてカメラで撮影したとの事です。

 調査は明後日の14日、沼野井地区の余笹川河川敷で実施されます。
 会員ら約20人で「ニホンカワウソ調査隊」を編成し、
 専門家から生態、習性などの講習を受けてから現場に出向いて、
 足跡やフンを探したり、夜行性のため赤外線カメラをつけたドローン2機や
 定点カメラ4台による撮影などを計画しているとの事です。

 那須町は那須御用邸もあり、自然豊かな所です。
 二ホンカワウソがいても不思議ではないような気がしますが、
 果たしてどのような調査の結果が出るでしょうか?
 楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする