天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

三遊亭円楽さん・・・

2009年10月30日 21時35分00秒 | 日記
 家に帰ってみたら、
 ニュースで三遊亭円楽さんが亡くなった事が流れていました。
 76歳、肺癌だったそうです。
 円楽さんと言うと、何と言っても笑点なのだと思います。
 立川談志さんが司会をしていて、
 1965年3月から66年4月まで放映されていた、
 「金曜寄席」と言う番組が笑点の前身ですが、
 円楽さんは金曜寄席からのメンバーでした。

 1966年5月、番組が日曜日の夕方に動き、改めて「笑点」となりました。
 司会者は1969年11月まで立川談志さん、
 その後、1970年12月までが前田武彦さん、
 1982年12月までが、亡くなった三波伸介さん、
 その後を継いで、円楽さんが司会者をなさっていました。
 司会者の期間は、1983年1月から2006年5月までで、
 これまでのところ最長だそうです。
 僕は、「笑点」は最初の頃は好きでよく見ていましたが、
 どうもあのワンパターンに付いて行けず、
 更に、日曜日の夕方にあのテーマ音楽を聴くと憂鬱になる、
 所謂「笑点」シンドロームが嫌で、最近は見ていません。
 円楽さんの司会の途中から見なくなりました。

 僕は、余り円楽さんの落語は好きではありませんでした。
 少し堅い感じがして、
 それでいながら6代目三遊亭圓生のような端正さがないように感じていました。
 円楽さんの顔の造作が大き過ぎる感じが、
 人情噺にも合わなかったような気がしました。
 しかしながら、キチンとした落語家であった事も間違いありません。
 思うような噺ができなくて隠退したのは、
 円楽さんのお人柄なのでしょう。
 今の芸人にはない几帳面さを持った、本当の芸人だったと思います。
コメント
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