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毎日の暮らしの中にある大好きなもの、こと、出合(会)いなどについての気まま日記

中西 繁展

2011-04-20 08:56:54 | よさこい

中西繁 展「廃墟と再生」を観に行った。
実行委員会メンバーNさんからの便りが届くまでは、まったく知らない方だった。
もともと高知で予定されていなかったのだが、中西さんの絵に感激した女性たちの熱意に押されての開催の運びとなったのだった。
おそるべし、土佐のはちきんパワーなのだ。
なんてったって、土佐の女には八あるのですから。

開催日が4月14日から・・・未曾有の災害と原発事故が起きるという、まさに想定外の出来事に、予定通り開催されるのかと心配していたのでしたが。
もしこんな災害が起きていなければ、チェルノブイリの「進入禁止」「石棺」「小学校」なども違って見えたのだろう。
第二部の『棄てられた街』に、深い哀しみを感じる。
人間はなんとおろかで残虐なのだろうか。
第一部『LAND・SCAPE』でも、抑えた色調と雨や黄昏の作品が多かったせいだろうか、長い歴史を刻んだ景観に少しメランコリー。
新作、五台山から望む浦戸湾風景「高知夕景」は、外国の風景に負けないスケールの大きな作品だった

自然と共に生きてきた日本は、住宅地ですらいつのまにかコンクリートばかりが目立つ町に変わりつつある。
東日本の復興が、政治家にとって都合のいいものでなく、これからの日本の指針となることを願います。